日本国憲法◆教科書・参考文献について・・教科書(1)吉田仁美編『スタート憲法第4版』(成文堂2024)参考文献①戸松秀典・初宿正典編『憲法判例第8版』有斐閣2018①は憲法に関する裁判例をコンパクトにまとめたものです。②は憲法テキストの中で最も定評のあるものの一つです。◆科目の内容について・・・近年、憲法のあり方について議論が盛んになっている。どのように憲法を活かしていくのか。さらには、憲法を改正するのかどうか。それらさまざまな議論の前提として、憲法に関する基礎的な知識が必要であることは言うまでもない。日本国憲法は、1946年に公布された。これは世界的に見ると新しい憲法といえる。憲法は、各国々がその経験してきた歴史、文化などを背景に、他の国の動向なども視野に入れつつ、作られるものである。それゆえ、日本国憲法も、他の国の憲法と無縁ではなく、とりわけ欧米の憲法の影響を強く受けている。さらに、日本国憲法は、日本の歴史、文化も当然その背景に持つ。特に太平洋戦争は、その敗戦という結果だけではなく、その間に行われた人権侵害など、日本国民にとって、反省すべき材料を数多く提供するものである。そのような経験を踏まえて作られた日本国憲法は、わずか103条という数少ない条文の中に、世界、日本の歴史、その英知を凝縮された形で、受けついでいるということができよう。そして、憲法は、国民自身が制定する法であり、その内容について知ることは、市民として必要なことである。また、憲法は、日々のニュースとも深く関係がある。現代社会における憲法の役割は、決してわたしたちから遠く離れたところにあるものではない。自分自身の問題として、憲法について考えていきたい。◆学習をすすめるために・・・科目を通しての目標は、憲法の全体像を理解し、過去から現在において憲法の果たしている役割について知ることである。現在における憲法の使われ方を意識しつつ、関係する多くの問題について自ら調べ、考えるという力をつけてほしい。教科書のみでは十分ではないので、参考文献その他資料にまで学習対象を広げることが大切である。また、憲法は、非常に広い範囲に関係するものである。日々の新聞記事やニュースなども参考に、常に問題意識を持つことが求められる。そして教科書の記述をなぞるだけでなく、自分の言葉で記述してほしい。なお本授業をよりよく理解するためには、「法学」を合わせて履修することが望ましい。「日本国憲法」と「法学」は授業内容が重複する部分もあるので学習の相担当教員名浅田訓永4単位選択13001000ISBN:978-4-641-22745-3②芦部信喜[高橋和之補訂]著『憲法第八版』岩波書店2023RRTISBN:978-4-7923-0727-1ISBN:9784000616072
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