【レポート学習で学んで欲しいこと】テーマ4(第2回提出課題課題2の作成に向けて)財政政策と金融政策、余剰分析による課税の効果と輸入自由化についてテキスト第11章、第12章、第13章、第14章テーマ4では、テーマ1からテーマ3までに学習した内容の発展的分野を学習します。解説①まずテーマ2で学習した国民所得決定理論の発展として、財政政策、金融政策を学びます。財政政策とは、例えば景気が悪い時(不況の時)、政府が政府支出や社会保障支出を増大したり、減税をしたりして景気を良くしようとする政策です。また金融政策は、公定歩合を引き下げたり、買いオペレーションを行ったり、預金準備率を引き下げたりして景気を良くしようとする政策です。これらの財政、金融政策は、以前に学習した乗数理論、景気の波及効果がその考え方の基礎になっています。また国民所得決定理論からも説明できます。②次に、ミクロ経済の分野の発展として余剰分析を見てみます。消費者余剰とは消費者の利益(効用)の大きさ、生産者余剰とは生産者の利益(利潤)のことでした。これを需要曲線、供給曲線を描いた図上の面積で説明したものを余剰分析といいます。テキストの例では、「課税の効果」、すなわち課税により生産者、消費者の税負担はどのように配分されるのか、課税前と課税後では社会全体の余剰の大きさはどのように変化するのかなどです。また自由貿易の理論では、牛肉を輸入制限する場合と、貿易を自由化することによって国内の生産者と消費者の余剰は、どのように変化するのかという例題です。このように経済の基礎理論は、現実のいろいろな経済問題を明確に説明できることを学習します。③教科書の第10章、第11章の演習問題に取り組んでください。経済学の勉強はRRT科目ですから、学生の皆さんは教科書、参考書など各自が本を読んで学習することになります。ここで使用する教科書をはじめ経済学の一般的入門書は、マクロ経済学入門とミクロ経済学入門の2つの分野から書かれています。教科書の内容も教科書により異なります。多くが言葉(文章)だけで説明してある教科書、図、表が多く用いられている教科書、また入門書と書かれているのに少し難しい数式で説明してある教科書など様々です。この教科書は、各項目を説明するのに、文章、図表、数式がバランスよく配されている教科書だと思います。ただし、はじめて経済学の教科書を読む学生にとっては少々難しさを感じるかもしれません。本来経済学の授業では、教員が黒板などを幅広く利用し、いろいろな図を描いたり、たくさんの例を挙げたりして理解する部分も多くありますので、経済学を自宅で学ぶみなさんはしっかりと学習することが必要だと思います。今回設定したテーマ1からテーマ4の学習内容は、教科書の内容の全てではありません。教科書の中の基礎的な部分だけですので、発展的な項目(少し難しい箇所)はページをとばして学習してください。また数式に関しても、テーマ1からテーマ4の内容の数字、数式はごく初歩的なものですので理解できると思います。前述したように経済学の場合、いろいろな分野があり、また世の中の経済問題も無数に存在し、それらが複雑に絡み合っているため、一朝一夕に教科書を読んだだけで、現実の経済がすべて理解できるようにはなりません。まず始めに、経済の基礎的な仕組みを一歩ずつ学習することが大切だと思います。レポートには、教科書の引用部分を「・・・」で示して書名とページ数を記入して下さい。
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