2024年度 学習ガイドブックⅠ
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テーマ3テーマ4教科書テーマ3はスクーリングで展開する内容となります。第7章の生活保護制度と第9章の社会福祉制度については他の科目で詳細に学修しますので、この科目では社会保障制度の体系に位置づけた上での両制度の把握を中心に行います。第8章の社会手当制度は社会保障の二大手法である社会保険と公的扶助の中間に位置づけられる制度です。日本では主に児童と障害児・者を対象に給付されています。講義では各制度の給付対象、要件、財源について学修します。第11章の「社会保障の財源と費用」については、スクーリングでは、社会保障費用統計(社会保障給付費と社会支出)、社会保障関係費、国民負担率という3つの指標を中心に学修します。これらはいずれも、社会保障の規模をお金の側面から測る上で重要な物差しです。それぞれの指標が示す意味を押さえた上で、現状分析と国際比較を通して、わが国の社会保障水準を財政の面から明らかにし、将来的な課題についても検討していきます。解説解説教科書テーマ4もスクーリングで展開する内容です。ここではまず、テーマ2で取り上げた年金保険制度と医療保険制度に関して補足的な講義を行った後、雇用保険と労災保険から構成される労働保険制度と国際動向について触れていきます。テーマ4の内、介護保険制度については、他の科目で成立の背景を含めて詳細に学ぶ機会がありますから、社会保障論では制度の概要を確認することに留めます。「労働保険制度」は、労働者を被保険者とする雇用保険と労災保険の総称で、他の社会保険とはやや異なる性格を有しています。例えば、雇用保険の保険料負担は失業等給付については事業主と従業員の間での折半ですが、雇用保険二事業については事業主の全額負担となっています。また労災保険の場合は、保険料拠出が事業主の全額負担であるのに対し、給付を受けるのは労働者です。このように他の社会保険とは異なる点について、明確に理解していくことが求められます。「諸外国における社会保障制度」では、欧州、アメリカ合衆国、東アジア諸国の社会保障制度について学びます。社会保障は元来、各国の独自性が強くみられる領域でしたが、近年では「収斂化」が進みつつあります。各国の制度の詳細を正確に把握するとともに、各国がどのような課題に直面し、どのような改革を行ってきたのか、わが国における社会保障制度改革の動向と照らし合わせながら理解していきましょう。また、ここでは併せて社会保障制度の国際化についても学びます。労働力移動の国際化が進展するなかで、わが国の社会保障政策はこの動きにどのように対応してきたのか、正確に理解しておきましょう。社会保障の構造と財政および年金・医療保険制度の仕組み第7章第9章テーマ1の補足生活保護制度社会福祉制度介護保険制度と労働保険制度の仕組み及び国際動向第3章雇用保険制度第6章介護保険制度テーマ2の補足第8章社会手当制度第11章社会保障の財源と費用第4章労働者災害補償保険制度第13章諸外国における社会保障制度

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