社会調査社会福祉調査の基礎◆教科書・参考文献について・・教科書(1)最新・はじめて学ぶ社会福祉5『社会福祉調査の基礎』ミネルヴァ書房2021参考文献①『新・社会調査へのアプローチ(論理と方法)』(大谷信介他編著ミネルヴァ書房2013)②『社会調査法入門』(盛山和夫著有斐閣ブックス2008)③『よくわかる質的社会調査技法編』(谷富夫他編著ミネルヴァ書房2009)参考文献の①『新・社会調査へのアプローチ(調査と方法)』は社会調査の基本と提出課題への取り組みに悩んでいる人や数学を苦手とする方におすすめ。②の『社会調査法入門』は、課題1に取り組むにあたり、社会調査の実際の種類と方法、社会調査の一連の流れを知るのに役立ててください。◆科目の内容について・・・ソーシャルワークの定義によれば、「ソーシャルワークの専門職は、人間の福利(ウェルビーング)の増進をめざし、社会の変革を進め、人間関係における問題解決を図り、人々のエンパワーメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である。」(国際ソーシャルワーク連盟・「ソーシャルワークの定義」2000年7月より)つまり、ソーシャルワーカーに求められるものは、相談援助技術(ケースワーク)から個人の幸福追求や社会の変革をめざすような社会全体に働きかけることである。そこで、個人の相談援助における福祉ニーズから地域の課題、社会的なニードの把握と充足のためにどのような方法が必要かと考えた場合、今日、社会資源の調整・開発・ネットワーク形成など地域福祉の推進のための様々な取り組みの把握が不可欠である。たとえば、A地域の福祉ニードの充足を知るためには、①地域住民の福祉サービスの利用度に関する全住民を対象とするアンケート調査(量的調査)が必要となる。しかし、一方で、A地域で福祉サービスを全く利用しない・できない人びと(外国籍住民、ホームレスなど)の福祉課題を明らかにするためには聴き取り調査など(質的調査)が求められる。以上のように、社会調査には調査目的・対象によって大きくふたつの方法がある。本科目では、この社会調査(量的調査、質的調査)の理論と方法を学ぶことで、受講生が、将来、ソーシャワルワーカーとして福祉サービスを必要としている人びとの課題に実践的に応え、社会変革の担い手となることを目指してもらいたい。勿論、言うまでもなく社会調査はソーシャルワークの専門職を目指す人に限らず、今日の高度情報化社会に生きる誰しもに求められる必須の基礎知識・教養の1つにも当たっている。担当教員名安藤純子RT2単位選択1401400014014100ISBN:9784623091607-1-
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