2024年度 学習ガイドブックⅠ
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テーマ1(第1回提出課題課題1の作成に向けて)テーマ2(第1回提出課題課題2の作成に向けて)た上で自分の知識や経験を発展されるよう希望する。また精神医学を未履修の者は並行して精神医学の教科書等を紐解くことを勧める。精神保健学は精神医学を応用実践する学問なので精神医学の正確な知識がなければ、独断と偏見に陥り間違った考えに進み易いからである。その読みこなし方については下記とする。担当教員は、日ごろ精神科医として地域において活動している。そのなかで経験しているポイントは、教科書を通読するだけでは吸収できない。レポート課題について、教科書を何度も読み返し熟考し、必要であれば他書を参考し、字数を埋めていく作業の中で理解されていくと信じている。これらを是非学んでほしい。レポート学習で学ぶ範囲教科書第1章及び第2章精神衛生という旧来の考えから精神保健という現在の概念に変遷していく歴史の流れを知って欲しい。精神障害の予防・治療・リハビリという限定された施策から、精神の健康へと関心が拡張していることが「健康日本21」で触れられている。その延長線として、精神の健康を理解するために、各年齢層において各課題が存在するというライフサイクルの考えを理解して欲しい。解説解説精神保健福祉の各論としてライフサイクルにおいて、こころはどのように育つのかということを述べる。胎児期における精神保健や乳幼児期における精神保健のなかで遊びの発達について触れ、学童期では不登校といじめ問題、知的障害や自閉症あるいはADHDやアスペルガー症候群などについて触れる。さらに青年期のアイデンティティや成人期の精神保健上の問題を総論的に述べるほか更年期や老年人口の増大につれて関心が増している老年期の精神保健問題、さらに社会問題化している自殺についても学んでもらいたい。教科書わが国の精神障害対策の歴史と変遷をたどりながら、精神保健における個別課題への取り組みを述べている。精神障害対策では、法制度が変わるにつれて精神障害の対応や治療の考えが変化していること、その結果として個別課題の取組や施策に反映されていることを学んで欲しい。個別課題として、認知症、アルコール関連問題、薬物乱用、思春期精神保健、地域精神保健におけるこころ健康づくり、司法精神保健、緩和ケアを取り上げるが、最近関心を持たれている話題にも触れる。各個別課題について、医学・医療の分野に留まらず、時には地域医療、看護、心理、社会、経済、法律などの分野を踏まえた総学的な知識が必要となる。また、個別課題については、地域の取組や制度の違いがあることを踏まえて、場合によって教科書を越えて各種メディアを通して学ぶ柔軟な姿勢も重要である。精神保健の基本的理解及びライフサイクルにおける精神保健精神保健における個別課題への取り組み第3章-2-

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