レポート学習で学ぶ範囲教科書新約聖書のうち、最初の3つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ)(※『聖書』は、目次にありますように、「旧約聖書」と「新約聖書」の二部で構成されています。テーマ1,3は新約聖書を、テーマ2,4は旧約聖書をもとに学びます。)新約聖書には全部で27の書が含まれ、福音書と使徒言行録、書簡、ヨハネ黙示録と、大きく三部で構成されています。本講では、そのうち、4つの福音書に記されているイエス・キリストの活動と教えについて学びます。解説解説福音書の中で最も早く成立したのはマルコによる福音書です。したがって、受講生はマルコによる福音書から読み始めてください。次に、マタイ、ルカ福音書と読み進め、気づいたことや疑問に思ったことをメモに残してください。さらに、意欲のある方は、ヨハネによる福音書へと進んでください。この福音書は、物語の部分と哲学的・神学的部分が交互に出てくる、かなり難しい書物ですが、せっかくですので挑戦してみてください。福音書の構成はほぼ共通しており、イエスの誕生、ヨハネからの受洗、宗教活動の開始、弟子の招集、癒しや食事などの活動、民衆に教えを説く、宗教的権力者との論争、エルサレムへの旅と入城、神殿批判、逮捕・裁判、十字架(処刑)・埋葬、空の墓(復活)、顕現・昇天となっています。これらのイエス物語の中には、いわゆる「奇跡物語」が含まれていて、現代人には様々な意味で理解できないところがあります。けれども、「奇跡」という形でしか表現できなかった、今日にも通用する何らかのメッセージがあるはずです。それを探求していくのがこの科目の核心ではないでしょうか。教科書旧約聖書の最初の書物「創世記」の1~11章旧約聖書には全部で39の書が含まれ、律法の書、預言書、諸書の三部で構成されています。(このことはスクーリングで説明いたします。)本講では、その中のごく一部、最初の書物「創世記」に記されている「原初物語」と呼ばれる、神による天地と人間の創造と、「原初」の世界の物語について学びます。「原初物語」の最初は、二つの「創造物語」です。創世記1章1節~2章3節には第一の「創造物語」が置かれ、人間の創造を含む「天地創造」について記されています。続いて、2章4節からは第二の「創造物語」があり、ここでは「人間の創造」に特化して述べられています。続いて、人間が罪・問題を起こしていく物語が、これも二つ置かれています。「アダムとエバ物語」(3章)と「カインとアベル物語」(4章)です。いずれも、人間が死すべき大罪を犯しますが、その結果下される罰はどのようなものであったでしょうか。5章と10章、そして11章後半には系図、あるいは諸民族の表が置かれています。こテーマ1(第1回提出課題課題1の作成に向けて)テーマ2(第1回提出課題課題2の作成に向けて)イエス・キリスト「原初物語」
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