2024年度 学習ガイドブックⅠ
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◆教科書・参考文献について・・教科書(1)シェリー・ケーガン『「死」とはなにか[日本縮約版]』2018ISBN:9784866510774(2)清水哲郎・島薗進『ケア従事者のための死生学』ヌーヴェルヒロカワISBN:9784861740367参考文献①平山正実『死別の悲しみを学ぶ』2012聖学院大学出版社ISBN9784915832918②『「死」とは何か「完全翻訳版」』シェリー・ケーガン(著)2019ISBN978-4866511283生を通し死を見つめ、死を通し生を考える事は我々が輝いて生きていくために重要である。死を見つめることは、生き方を問うているからである。生の有限性を認識し如何に充実した人生にするのか時には、向き合いながら、時には並び立ちながら考察を深めてほしい。◆科目の内容について・・・古代や中世の人間にとって死は常に身近なものであった。それゆえ古来、どの宗教も死に真向かい、そこから生の問題を真剣に問うてきた。この傾向は近代になっても長い間あまり変わることはなかったが、現代に至って急速な科学の進歩に伴って医療技術が発達し、物質生活が豊かになるに従って、私たちの日常生活においては人間の死の問題はもっぱら病院での出来事となり、身近の出来事ではなくなってしまった。こうして私たちは死に向き合いつつ生きることの意味を問うという人間本来の姿勢を失いつつある。近年死生学の必要性が痛感されるようになった所以である。本科目においては、シェリー・ケーガン氏の著書『「死」とはなにか[日本縮約版]』を通して死生学の概念と基本精神、そして生と死を取り巻く現代の諸問題を学び、次いで、『ケア従事者のための死生学』を通し「生と死の学び」「死生の理解」をどうケア活動に活かすのか、ケア従事者に求められるものは何か「考える」素材を提供したいと思う。◆学習をすすめるために・・・教科書(1)シェリー・ケーガン氏の著書『「死」とはなにか[日本縮約版]』は非常に読みやすい本なので、まず第1講、第2講を読み、「死をどう捉え、理解したらいいのか」「死は、誰にでもおとずれる。だからこそ、どう生きるべきか」という問いを意識しながら、生と死の問題を考察する力を養ってほしい。(なお、完全翻訳版と日本縮約版の違いは、日本縮約版は完全翻訳版の第2講~第7講が省略されています。したがって完全翻訳版を用いて学習をすすめる場合は第1講と第8講を読んでください。)教科書(2)まえがき、序、そして第1部、第2部と通読する事が望ましい。医療従事者や福祉従事者等ケアという仕事に関わる者として本文献を学習する事は、現場においても、自らの死生観の構築という点においても一助となることを願う。死生学担当教員名RT松久宗丙2単位選択110040002010

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