◆提出課題に取り組むために・・・課題1・2いずれの課題も、教科書の読解を導くためのものです。受講者が取り組みやすいように、課題1、課題2、それぞれに4~5つの小課題を置き、ワークシートのような形式にしました。教科書の節・項目を区切って要約を求めたところがあります。要約(あるいは縮約)はあらゆる学習の基本であるばかりでなく、研究者も常に行なっている高度な知的作業です。論点を整理し、データベースにファイルすることで、論述の傍証や対論に欠かせません。できれば、テキストの段落ごとの要旨を、アンダーラインを引くなどして先ず把握し、次に下線を付した中から、どれを残し、どれを捨てるかを判断しながらまとめるとよいでしょう。次に、指定された字数に収めるためにさらに推敲していきます。その際、論旨が残るように、重要だと思う概念やフレーズを用いながら自分のことばで大胆にまとめていってください。課題の中で「所感」を求めたところがあります。受講生はすでに「キリスト教概論」を学習しておられますし、他の人間福祉学科目を学んでおられます。そうした理解や知識が、今回のレポート学習とどのように結びつくかを評価することは、学習成果の自覚につながります。教科書全体を読了した際には、そうした学習上の成果を列挙してみて確認されるとよいでしょう。そのことは更なるレポート学習やその他の科目履修への動機付けとなるでしょう。課題1第1章は、キリスト教福祉思想に関連する基本的な聖書テキストを扱った章です。4つある節はいずれも重要ですが、特に第2~4節の人間のとらえ方。社会的身分、人種・民族、性別にかかわらず全ての人間を尊厳ある対等な生命存在として見る人間観を確認してください。17ページの「最も小さい者の一人のたとえ」(ディアコニア憲章)と20ページの「善いサマリア人のたとえ」は、人間福祉・社会福祉の観点から常に念頭に置くべきイエスの教えの2つです。イエスの「たとえ話」を繰り返し味読するとき、通常抱きがちな「善行観」がイエスによって転倒され、彼の徹底した平等主義的人間観と相互扶助の精神に学ぶことができるでしょう。課題2第9章は、受講生の多くにとって他宗教であるキリスト教科目の学習の意義について、主に三点から述べています。今日のキリスト教にとっては、他宗教を信じる人々を対話のパートナーとして迎え入れることが大きな課題となっています。それは逆に他宗教の方々がキリスト教を見る際にも課題となる事柄です。そのように「他宗教との対話」が平和の建設そのものであることに力点を置いたつもりです。広い視野と深い懐でとらえていただくよう、お願いいたします。2与えられた課題すべてに答えているか。適切な字数を費やしているか。3テキストの要約のところでは、単にテキストを写しているのではなく、概念やフレーズは引用しつつも、できるだけ自分のことばで要約しようとしているか。4「所感」の部分に関しては、その章が述べていることをしっかりと理解していることがうかがえるか。加えて、提出者のこれまでの学習(「キリスト教概論」や他の人間福祉学科目の学び)を踏まえての応答がなされているか。※書き方に関して(課題1・2共通)※内容に関して※内容に関して
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