2024年度 学習ガイドブックⅠ
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第11章では、ボランティア活動支援の意味について考えます。ボランティア活動の支援機関であるボランティアセンターは、人材バンクではありません。ボランティア活動の支援とは、ボランティアに関わる人たちの尊厳を守ることであり、支援対象はすべての人です。それは具体的に何をさすのか、記述を手がかりに学んでください。また、ボランティア活動支援の専門職であるボランティアコーディネーターの現状についても紹介されています。この科目を学ぶみなさんにはぜひ知っていただきたい職種です。みなさんのなかからボランティアコーディネーターとして活躍してくださる方があらわれることを願っています。テーマ4(第2回提出課題課題2の作成に向けて)を順に見ていきましょう。ボランティア活動を類型化することも非常に難しいのですが、ここではボランティア活動が展開されている場所や状況で整理しています。第7章~第9章で紹介されている活動は、あるいはみなさんにとって遠い世界のことのように感じられたり、非日常の活動のように思うかもしれません。しかし、その非日常とも思われる活動をじっくり学ぶと、ボランティア活動を考えるうえで普遍的な特徴が浮かんできます。第6章までの記述でも表現を変えて繰り返し語られているボランティアの本質、特徴について考えながら読み進めてください。「ボランティア活動の本質、特徴」を理解することができていれば、第10章で述べられている「ボランティア学習」を理解することもできるでしょう。言いかえれば、「ボランティア活動」に対して誤った理解をしたままであれば、「ボランティア学習」がめざすものと真逆の実践もあり得るということです。やや難解な用語にも出会うかもしれませんが、キーワード解説なども手がかりとしながら学びを進めてください。いずれの章もですが、事例として紹介されている場面にみなさん自身が立ち会っているつもりで読み進めてください。そのとき、自分がどう感じるか、なにをしようとするのか、あるいはしようとしてもできないのか、など考えてください。そのときに感じること、思うことは千差万別であり、いわゆる正解はありません。それぞれに固有の感じ方をする私たちが出会い、考え、工夫することで、ボランティア活動は展開されていきます。教科書第11章ボランティア活動支援とボランティアコーディネーター第12章ボランティア組織の運営第13章ボランティアの可能性と展望終章先人から学ぶボランティア-阿部志郎先生のボランティア論をどう受け止めるか-これまでの学びを踏まえて、ボランティア活動の具体的な展開について考え(第11章、解説ここまでテキスト学習を進めてきたみなさんは、「ボランティア活動」とは何か、少しずつ見えてきていることと思います。これまでの学びをふりかえりながら、第13章と終章を読み進めてください。歴史のなかで、また現代社会において、ボランティア活動はどのような役割を担ってきたでしょうか。それはどのような意味を示すのでしょうか。このことについては、現在も議論が交わされている最中です。教科書では、数多くの具体例を通して代表的な考え方を示してありますが、いずれも絶対的なものではありません。第12章)、また現代社会と将来について展望します(第13章、終章)第12章では、ボランティア組織の運営について学びます。多様な個人がそれぞれの持つ力を発揮するためにも組織的な活動は有効なのですが、グループ運営に伴う課題も起こりやすいものです。その課題の多くは、ボランティア活動の本質について常に思いを巡らせているならば防ぐことが可能です。具体的にはどのような方法が有効なのか、本章の記述をてがかりに考えてみてください。ボランティア活動をとおして現代社会を展望する

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