(1)農福連携が農業と地域をおもしろくする吉田行郷ら著コトノネ生活ISBN978-4-907140-31-1(2)農の福祉力で地域が輝く濱田健司著創森社ISBN978-4-88340-312-7◆教科書・参考文献について・・教科書下記教科書の両方、またはいずれか1冊参考文献①PotentialPeopleofDisabilityinAgriculture,asSocialFarminginJapan,ComparedwithOtherCountries.GuirongandShinyaOba.ReviewsinAgriculturalScience,11:181-202,2023.◆科目の内容について・・・本講義では、予め「農福連携コーチング演習」と「農場実践」を履修しておくことが望ましいです。これら科目を事前に学習し、この講義で学習する動機付けと意味づけの準備をしてください。実際の現場での学習や経験がない場合は、この講義の内容が上滑りする可能性があるためです。障がい者や高齢者などが農業活動に向き合う目的は様々あります。その目的には、大きく分けて2つあります。第1には、身体の癒しやリハビリテーションを目的としたもの。もう一つは、農業本来の「生業」としての役割を通した経済活動への参加です。これら目的に対して、障がい者や高齢者の取り組む動機は、その障がいの程度や社会環境によって異なっており、また農業サイドからも、福祉支援を意図したものから、経済的あるいは地域活性化を目的としてアプローチしている場合などがあります。本講義では、この多様な背景を持つ目的や動機を理解しながら、農業の可能性、地域の可能性、そして福祉の可能性について考えます。◆学習をすすめるために・・・農業と福祉の連携に関しては、近年様々な分野からアプローチが図られていますが、その情報の多くは書籍よりもインターネットなどで、地域の様々な取り組みや行政からの支援の様子などが紹介されて農業福祉論担当教員名RT大場伸哉2単位アグリ15901100-1-障がい者や高齢者が農業と関わる動機や目的
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