2024年度 学習ガイドブックⅡ
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レポート学習で学ぶ範囲教科書解説解説高齢者心理学研究の各論的基礎知識および高齢者心理臨床の知識を習得する教科書高齢者と心理的かかわりをもつこと、コミュニケーションをすること、アセスメントをすること、自己表現を引き出すこと、理解を深めること、どういう人か人に伝えること、こうしたことはすべて、基本的に同じ事態に対して違う言葉で表現しているだけです。身近な生きた教材、すなわち身内の高齢者、祖父母とか両親とか、隣のおじさん、近くにあるデイサービスを利用する人、ゲートボール場に集う人、いろいろな高齢者から積極的にその人の人生を学んだり、体験的にとらえられている加齢現象のいくつかを教えてもらったりすることもできることでしょう。知識とはそうした体験を整理する棚やタンスのようなものです。それらはたくさんあるに越したことはありません。また、社会福祉士等、対人援助の専門家に求められる知識や技術は、体験的に十分こなし身体に染み付いたような水準のものでないと役に立ちません。レポート学習はその第1歩であることをよく認識した上で、学習をすすめてください。【レポート学習で学んで欲しいこと】テーマ1(第1回提出課題課題1の作成に向けて)テーマ2(第1回提出課題課題2の作成に向けて)高齢期の心理学研究の概要と心理学的理解の基礎を学ぶ第1部第1章~第3章①高齢者研究の概要を理解すること②高齢化(エイジング)の意味を理解すること③身体的な加齢とそれに伴う心理的影響についての知識をもつこと④高齢者を取り巻く社会的環境についての知識をもつこと⑤エイジズムに関する理解を進めること第4章~第11章①注意や記憶、知能といった心理学的機能の経年変化の基礎知識をもつこと②高齢者の情動や主観的幸福感、性格、生涯発達段階について理解すること③社会関係と適応について理解すること④高齢期の心理的問題の基礎知識をもつこと⑤高齢者への心理的援助方法について基礎的な理解をすること

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