解解◆学習をすすめるために・・・スーパービジョンは、ソーシャルワーカーが元気に意欲的に活動していくことができるようにしていく援助技術であるといわれる。スーパービジョンとは何かを考えながら、いつ、誰が、どのような援助技術によって行っていくことができるのかを考えたい。スーパービジョンもソーシャルワーク技術の一方法であるが、スーパービジョンの対象者は福祉サービスや介護の支援を必要としている人たちではない。また、スーパービジョンは、管理的機能ばかりが注目されて上司が部下を管理監督する姿勢であると考える人たちもいる。スーパービジョンは専門職者同士の関係で展開されるので明確なルールが必要とされている。そのことを学ぶことは容易ではないが、意識して活用できるようになったとすれば、経験の浅いソーシャルワーカーも力量を身につけて成長し、このソーシャルワーカーがスーパーバイザーとしてスーパーバイジーの支援を行うことができれば素晴らしいことである。福祉現場では多くの課題が山積みされており、現場のワーカーたちはストレス過多の中にいる。ワーカーが抱える悩み事や困りごとを正確に解決していくことができれば、利用者へのサービスの質はおのずと向上していくことになるのである。スクーリング学習で学ぶ範囲説スーパービジョンの意味と理解を正しく身につける。スーパービジョンの機能の理解を行う。スーパービジョンの形態について学ぶ。スーパービジョンの手順と方法について理解する。具体的手順として検討事項の事前提出を学ぶ。スーパービジョンの実施を行ってみる。スーパービジョンの実施後の振り返りを行ってみる。スーパービジョンの留意点について学ぶ。スーパービジョンと生活場面面接の理解を行う。その他の活用方法や対処方法などについて学ぶ。説演習形式を取り入れ、実践現場を思い浮かべながら学びあっていく。インシデントを素材としたグループスーパービジョンの演習を行う。逐語録を素材としたスーパービジョンの演習を行う。実践現場の新任職員に対するスーパービジョンの演習を行う。その他、実践現場の実情に即した演習を行う。テーマ1テーマ2スーパービジョンとは何かスーパービジョン研究(演習)
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