2024年度 学習ガイドブックⅡ
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◆教科書・参考文献について・・教科書(1)『要説発達・学習・教育臨床の心理学』内田照彦・増田公男(編著)北大路書房2000参考文献『よくわかる教育心理学』中澤潤編ミネルヴァ書房2008参考文献はその他に、上記の教科書と参考文献に数多く挙げられているので必要に応じて参考にされたい。また、「教育心理学辞典(事典)」は、専門用語の理解に必要不可欠であるので参考にされたい。こうした参考文献は、大学の図書館や公立図書館等の所蔵図書を活用されたい。◆科目の内容について・・・教育心理学は教育過程に関する心理学的事実や法則を明らかにし、教育の営みを効果的に推進するのに役立つ知見と技術を提供しようとする学問である(内藤徹・成田錠一、1990)。具体的には、教育心理学は、教育哲学によって教育目標が設定されると、その目標達成のための具体的方法を示すという課題が与えられている。すなわち、教育の業において、教育哲学は「なに」と「なぜ」の問題を扱うのに対して、教育心理学は「いかに」と「いつ」の問題に答える学問であるといえる。ここでは、教師がすべての教育的な営みを実践するにあたって、その教育の対象である子どもの心身の発達過程と学習過程に関する最も重要な教育を支える子ども理解のための知識、理論及び方法について理解を深めることを目標とする。◆学習をすすめるために・・・教科書をメインの教材に、参考文献をその補足教材として活用されたい。教科書について提出課題や修了試験問題は本書から出題され、その該当箇所を精読し合格水準の解答も可能である。まず序章「教育における心理学」はレポート学習で学ぶ範囲には含んでいないが、すべての学習テーマの理解に先立ち、最初に精読してから学習を進められたい。なお、各部各章末にある【用語解説】と〔理解を深めるための参考図書〕は、提出課題の取り組みや解答できなかった問題についての再学習の際に活用されたい。参考文献について本書は、①学びを支える、②適応を支える、③子どもを支える教師の3つの領域から教育心理学の全体像を示しているので、自らの学びや考えを深める手がかりを得ることに繋がるであろう。教育心理学担当教員名宮本正一4単位選択15022000ISBN:4762821993ISBN:9784623051045RRT

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