2024年度 学習ガイドブックⅡ
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第2回設問2.脳や器官の細胞から放出され、体内の循環系を利用して離れたところにある器官に作用を及ぼす生理活性物質を(6)という。生体がストレス状態に陥る提出課題と、視床下部から(7)が分泌され、この刺激によって(8)から(9)が分泌される。(9)は血流を通して(10)を刺激し、(11)を放出させる。放出された(11)が視床下部に届くと、(7)の放出が抑制される。またストレス刺激は(12)を優位にすることで副腎髄質よりのノルアドレナリンやエピネフリンの放出を増加させ、血圧の上昇、心拍の増加、発汗をもたらす。設問3.経験の効果として行動が変わることを(13)という。もっとも単純な(13)は、繰り返して同じ刺激を与えたときに反応が小さくなっていく(14)である。反対に、刺激の繰り返しによって反応が強くなることを(15)という。アメフラシのエラ引き込み反射の研究では、水管を何度もつついていると感覚神経からの(16)の放出量が減少する(14)が生じる。反対に尾部を強く刺激すると、介在神経から放出される(17)が感覚神経からの(16)の放出を促進し、エラ引き込め反射が増強される。設問4.オペラント条件づけにおける強化の神経機構として、脳の特定部位への電気刺激が正の強化子として作用することを示した(18)がよく研究されている。電気刺激による報酬効果は、視床下部外側部を経由して脳の後ろ側から脳の前側へと走る神経束である(19)においてもっともよく認められる。電気刺激はまず側坐核から腹側被蓋野に向かう(20)を刺激し、その結果腹側被蓋野から側坐核に向かう(21)の活動が高まる。設問5.記憶の生物学的基礎として、脳のシナプスにおける可塑性『(22)』が注目設問6.(25)における幻覚や妄想、思考障害などの(26)は、クロルプロマジンやハロペリドールなどの(27)によって軽減できる。(27)は、おもにドパミン受容体を遮断することから、(28)作動性神経が関与するという(29)が導かれた。設問7.エピソード記憶の障害には、障害発症時より以前の出来事を思い出せなくなる(30)と、発症時以降の新しい出来事を覚えられなくなる(31)がある。(30)には、古い情報より新しい情報の障害が強いという(32)が見られることが多いという。また(31)では、数秒から数十秒の間保持される(33)は保たれていることが多い。設問8.パーキンソン病では、安静時の(34)、筋肉の(35)、寡動、姿勢反射異常がみられ、黒質から線条体に至る(28)作動性神経の変性によって生じる。そのため、減少した(36)の補充や、相対的に亢進した(37)の活動を抑える薬が治療に用いられる。されている。近年、欠損したシナプスを補うように別のシナプスが形成される(23)や、海馬のシナプス前繊維を高頻度に刺激すると、シナプスの伝達効率が上昇し、この作用が長時間持続する(24)が報告されている。-3-

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