ISBN:9784623054350※2015年3月以降発行(初版第9刷以降)のものを使用してください臨床心理学◆教科書・参考文献について・・教科書(1)下山晴彦編『よくわかる臨床心理学改訂新版』(ミネルヴァ書房2009)教科書のp73に精神疾患の診断分類について記載されていますが、そこに紹介されている疾患の分類体系が8刷以前の教科書には少し古い分類体系(DSM-Ⅳ-TRによる分類体系(表23))が紹介されています。しかしこの分類は2012年にDSM-5に改訂されたため、9刷では最新版のDSM-5による分類体系(表22)が掲載されています。そのため、本科目では9刷を指定しました。8刷以前の教科書を持っている学生のみなさんは、図書館の書籍等で最新の分類体系について確認しておいてください。参考文献①松原達哉編『臨床心理学シリーズ1心理学概論』(培風館2002)楡木満生他編『臨床心理学シリーズ2臨床心理学概論』(培風館2004)松原達哉他編『臨床心理学シリーズ3臨床心理アセスメント演習』(培風館2003)楡木満生他編『臨床心理学シリーズ4臨床心理面接演習』(培風館2004)楡木満生他編『臨床心理学シリーズ5臨床心理基礎実習』(培風館2004)松原達哉他編『臨床心理学シリーズ6臨床心理実習』(培風館2003)②中島義明他編『心理学辞典』(有斐閣1999)③平木典子著『カウンセリングとは何か』(朝日新聞社1997)④東山紘久著『プロカウンセラーの聞く技術』(創元社2000)教科書は臨床心理学の成り立ちから臨床の考え方、アセスメント、臨床の理論と技法、そして研究分野や職域の紹介まで網羅的にカバーしている良書です。しかし心理療法やカウンセリングの実際を理解するためには、①のようなアセスメントや面接のポイントをわかりやすく解説した書籍がガイドブックとなるでしょう。シリーズ1・2は臨床にあたって知っておくべき心理学および臨床心理の基礎知識を解説しています。シリーズ3は各種アセスメントの説明と施行の注意点を、シリーズ4は面接手法や理論を、シリーズ5はカウンセリングの具体的な技法や実践を、シリーズ6は様々な面接事例を解説しています。また、②は教科書を読んでいて理解しづらい専門用語にあたったとき、その意味を調べるのに適している辞典です。臨床心理学も含めた心理学分野全般の専門用語がコンパクトかつ的確にまとめられています。購入する必要はありませんが、大学院への進学を考えられている方には一冊持っておいて損は無い辞典です。③と④は、カウンセリングとは何か、カウンセラーは面接の中でどのようなことを心がけ、またクライエントとカウンセラーの間ではどのような対話が行なわれているのかについて、一般向けにその実際がわかりやすく紹介されている良書です。臨床心理学を学ぶ入り口として、ここから目を通されるのも良いでしょう。以上が参考文献です。これらの参考文献は個人で購入する必要はありません。調べたい専門用語があるとき、また特定のアセスメントや心理療法・理論についてより深く知りたいとき、カウンセ担当教員名高木総平RS4(2)単位選択15035000
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