2024年度 学習ガイドブックⅡ
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【レポート学習で学んで欲しいこと】テーマ2(第1回提出課題課題2の作成にむけて)学とはどのように異なり、心理療法やカウンセリングとどう区別されるのかが理解できるでしょう。第2章では、最近の臨床心理学において注目されている新しい動きとその考え方について取り上げられています。説明されている概念はどれも今後の臨床心理学のキーポイントとなる概念ですのでおさえておいてください。教科書第6章問題を理解する(アセスメント)(4)異常心理学第7章問題を理解する(アセスメント)(5)ライフサイクルと心理的問題第8章問題を理解する(アセスメント)(6)発達過程で生じる障害や問題第6章では、臨床心理学における正常と異常の区別、また様々な精神疾患の診断基準や病態像とその対応について説明されています。臨床心理学が扱う心理的問題の一領域として、精神障害にはどのようなものがあるかについて学んで下さい。解説第7章では、人間が生まれてから死ぬまでの発達のプロセスを各段階毎に考える生涯発達の視点から、各段階に想定される課題や心理的問題とその支援について説明されています。この章では健康な人にも発達のプロセスの中で起こり得る心理的問題が取り上げられています。第8章では、幼少期に生じる障害である発達障害と、子どもにとって深刻な問題となる虐待、不登校、いじめ、非行、ひきこもり、自殺とその支援について説明されています。臨床心理学が対象としている問題について幅広く知り、基本的な対応のポイントを学んでください。テーマ1では、臨床心理学とは何か、そこではどのような理念のもとでどのような活動が行なわれるのか、といった臨床心理学全体の考え方の大枠について学びます。臨床心理学では何を目的とし、どのようなアプローチをする学問であるかを知ることで、臨床心理学の基本的な理念が把握できるでしょう。テーマ2では、臨床心理学が扱う心理的問題の主なものについて学びます。うつによる自殺や、発達障害、不登校、ひきこもりの問題などは社会的な関心も高く、臨床心理学を学ぶ皆さんにとっても興味深い領域かと思います。さらに、そういった障害や深刻な問題だけでなく、人生の段階毎の発達の様相や、そこで生じる発達課題を知っておくこともまた、心理援助を求めて来談したクライエントを総合的に理解するためには必要です。様々な心理的問題の状態像や対応について学び、的確なアセスメントにつなげる視点を養ってください。問題の理解と対応について

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