社会心理学◆教科書・参考文献について・・教科書(1)『基礎からまなぶ社会心理学』(ライブラリ基礎からまなぶ心理学4)【第2版】脇本竜太郎他著サイエンス社2023参考文献①池上知子・遠藤由美著『グラフィック社会心理学第2版』サイエンス社2009②山田一成・北村英哉・結城雅樹編『よくわかる社会心理学』ミネルヴァ書房2007③エドワード・スミス他著内田一成監訳『ヒルガードの心理学(第14版)』17章と④山本真理子他編『社会的認知ハンドブック』北大路書房2001⑤マイルズ・ヒュ-ストン他著末永俊郎・安藤清志監訳『社会心理学概論ヨーロピアン・パースペクティブ1』誠信書房1994⑥斎藤勇編『対人社会心理学重要研究集1~7』誠信書房(19787~1999)。1から順に、「社会的勢力と集団組織の心理」、「対人魅力と対人欲求の心理」、「対人コミュニケーションの心理」、「環境文化と社会化の心理」、「対人知覚と社会的認知の心理」、「人間関係の中の自己」、「社会心理学の応用と展開」の副題があります。教科書は2023年に2版が出ましたが、課題に関係している箇所に大きな変更はありません。①と②は教科書と同じレベルのものですが、これらの本でしか触れられていないものもあり、また、教科書に出てくる概念や実験が具体的に紹介されている箇所もあるので、理解を補うのに良いでしょう。③は心理学全体を網羅した、大部のテキストです。社会心理学はそのうちの2章分だけですが、重要なトピックが分かりやすく説明されています。参考文献の中でもこの③だけは、ぜひ通読してください。④は、認知に関する事柄について調べる際に役立つものです。⑤は英語のテキストの翻訳で、帰属や態度について詳しく書かれています。⑥の一連の『重要研究集』は教科書で触れられている多くの研究(全部ではありません)について、それぞれ数ページにわたって詳しく説明したものです。分からない点があれば、調べてみると良いでしょう。これらの参考文献は個人で用意する必要はありません。来学した折などに機会を見つけて、図書館で確認してください。◆科目の内容について・・・社会心理学は、人が何をどのように感じ、考え、行動するかを他者や集団との関係の中で理解しようとするものです。なぜなら、個人の感情、思考、行動は、その人がどのような集団に属し、どのような他者とかかわっているかによって左右されるからです。この科目で取り上げる現象自体は、誰もが日常担当教員名松本芳之4単位選択15037000第18章ブレーン出版2005RRT-1-
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