2024年度 学習ガイドブックⅡ
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第10章集団間関係第10章では、集団間葛藤について学びます。葛藤は紛争ともいいます。集団の一員として行動する場面では、個人として行動する場面とは異なるさまざまな現象が見られます。それらがどのように生じるにか、またその背景にどのような機制が存在するのかを理解します。【レポート学習で学んで欲しいこと】テーマ3(第2回提出課題課題1の作成に向けて)テーマ4(第2回提出課題課題2の作成に向けて)く公正さの判断について学びます。単に、結果が満足できないというだけではなく、それが公正さにかかわるかどうかが重要となります。同時に、公正さを求めようとすることが、しばしば公正さの判断を左右します。これらの問題をとらえなおします。教科書第6章では、援助行動・攻撃行動に焦点を当てます。ある状況や出来事に際して、それに反応する周囲の人々の行動はどのようなものになるのか、そこで何が起こっているのかについて学びます。解説解説第7章では、人が対人関係を築くためのコミュニケーションには、どのような要素や要因があるのか、またどのようなプロセスを経て対人関係が発展していくのかについて学びます。第8章では、他者に受容されることの意味を学びます。受容されない事態である社会的排斥が、排斥された人にどのような影響を及ぼすか、また排斥の影響に対してソーシャルサポートがどのような役割を果たしているか考えます。教科書第9章では、集団場面でに人々の行動について学びます。集団に属することで変化する、私たちの自己のとらえ方(自己概念)、課題遂行行動、意思決定などについて学びます。社会心理学では、個人や集団の動きの仕組みを理解するために、さまざまな概念が提唱されています。また、扱うテーマも、自己概念から集団間関係に至るまで、非常に幅広いです。教科書では、社会心理学の膨大な研究を包括的に概観するために、それぞれについて比較的簡単な説明しかされていない場合があります。もし、理解しづらい概念や用語があった場合には、紹介した参考文献にあたり、その研究の具体的な内容を調べてください。社会心理学で行なわれる調査や実験の手続きには、実際の生活場面と類似した、面白いものがたくさんあります。行なわれた研究内容を知ることで、概念がよりイメージしやすくなり、理解が深まるでしょう。自分の体験や身近な状況をそれらの理論によってどう理解できるか、また日常生活にどう役立てることができるかを考えるようにしてください。第6章対人行動第9章集団の中の個人対人場面における行動第7章対人関係集団過程第8章受容と排斥-3-

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