の回復・維持・増進に関する理論に関する知識を理解した上で、心理学の理論を基礎としたアセスメントや各種の心理療法について基本的な知識を学びます。 さらに、心理学的な支援を専門とする臨床心理士や公認心理師といった心理職の仕事についても理解を深めることも期待し、対人支援現場における多職種連携についても考えてもらいます。 テーマ3(第2回提出課題 課題1・課題2の作成/スクーリング に向けて) 基礎心理学(解説や演習を通して理解を深める) 教科書 第1章:心理学の視点 第2章:人の心の基本的な仕組みと機能 第3章:人の心の発達過程 解 説 テーマ3では、テーマ1で自学自習した内容の解説を通して、適切な知識へとインプットし直すことが目的です。自学自習だけでは、なかなか適切な知識のインプットはできません。スクーリングでは、上記の基礎心理学の領域について解説をします。心理学の人間理解のアプローチの仕方、またそれらの研究を通して得られた知見について修得されることを期待しています。 テーマ4(第2回提出課題 課題1・課題2の作成/スクーリング に向けて) 応用心理学(解説や演習を通して理解を深める) 教科書 第4章:日常生活と心の□康 第5章:心理学の理論を基礎としたアセスメントと支援の基本 第6章:ソーシャルワークと心理学 解 説 人間の心の不適応とはどのようなメカニズムで生じるのか、そして心理学ではそれをどのような方法で理解しようとするのか、加えて具体的にはどのような介入方法をもって不適応を援助していくのかについて解説します。 受講生の皆さんが資格取得を目指す社会福祉士は、さまざまな問題を抱えた人たちと関わる仕事です。その人たちの心や置かれた状況を理解することは、より適切な対応へとつながっていくことと思います。そのための一助となる視点をお伝えしていく予定です。 【レポート学習で学んで欲しいこと】 心理学という学問は非常に幅広く、さまざまな領域を有し、それに基づく知見がたくさん報告されています。社会福祉士を目指す皆さんの大半は、心理学と聞けば、心理□査やカウンセリングなどの臨床心理学的な内容をイメージするのではないでしょうか。 しかしながら、これらの心理□査やカウンセリングなどの心理学的支援の方法は、第1章から第3章までの基礎心理学の理論が基盤となっていることをぜひ念頭に置いてほしいのです。従って、心理学的支援方法をより的確に理解するためには、基礎心理学領域の知識を獲得することが極めて重要となります。知覚、情動、学習、認知、知能や人格、発達などの領域は私たちの身近な日常の行動と関連しています。まずは、基礎領域を学んレポート学習・スクーリング学習で学ぶ範囲 103
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