たっては、そうした学問特性に留意し、現代社会や現代人が置かれた客観的な状況をしっかりと把握して、人々が直面する社会生活上の諸問題を可能な限り客観的データに照らし合せて分析的に理解して行こうとする学習姿勢で臨んで下さい。また、各提出課題(レポート)や科目修了試験についても、学習成果を評価する重要なチェックポイントの1つになると考えて下さい。 テーマ1 (第1回提出課題 課題1の作成/スクーリングに向けて) 現代社会と現代人の生活に関する社会学的なとらえ方と理解 教科書 第1章 社会学の視点 第2章 社会構造と変動 第3章 市民社会と公共性 第4章 生活と人生 解 説 まず、社会学とはどのような特性を持った学問であるのか、社会学が社会をどのようにとらえてきたのか、そして実際に社会がどのような仕組みで動いているのかについて、代表的な社会学者の業績を参照して、理解を深めていってください。次に社会学の主要な研究対象である社会の変化(社会変動)を分析することについて学習してください。社会変動は、社会変動を引き起こす要因、結果として引き起こされる具体的な社会現象を明示するだけではなく、社会変動のプロセスについて吟味していくことが重要となります。またさらにその社会変動が私たちの生活に及ぼす影響についても考慮する必要があります。具体的には産業化、都市化、情報化、グローバル化、少子高齢化等の社会変動により、生活基盤となる家族や地域社会の変化、ライフスタイルの変化、人々の意識の変化、社会的格差などを生じさせていることを把握し、理解を深めていってください。 テーマ2 (第1回提出課題 課題2の作成/スクーリングに向けて) 人間と社会の関係、社会関係および社会問題への社会学的アプローチと理解 教科書 第2章 社会構造と変動 第3章 市民社会と公共性 第4章 生活と人生 第5章 自己と他者 解 説 社会学は、テーマ1で取り上げました社会変動以外に、社会構造についても分析対象としています。社会構造の分析とは、人、集団、制度、体制等の各々の関係性を明らかにするということです。従って社会構造を明らかにするということはその社会の特徴を示すということです。私たちの社会とはどのような社会であるのかについて社会構造を分析することで理解を深めていってください。また社会構造内部の人、集団、制度、体 新カリキュラム「社会理論と社会システム」(2単位)では、教科書と参考文献を用いて、テーマ1とテーマ2についての「RT科目」もしくは「S科目」のどちらか一方の学習形態を選択し、学習をすすめることができます。学習すべき内容は一緒ですが、後者の「S科目」で学ぶ方を選択された場合には、履修登録の他に別途「スクーリング」の申し込み手続きが必要となりますので注意して下さい。 レポート学習・スクーリング学習で学ぶ範囲 ◆学習をすすめるために・・・ 109
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