制等の各々の関係パターンは恒常的なものとは限りません。社会構造は時代の変遷とともに、構造内部の関係パターンが変わることもあり、そのような変化によって社会全体に歪が出て、社会病理的現象として、あるいは社会生活で不利益を被るといった人々が出てきたりするような社会問題として表出します。差別や偏見、環境や災害、孤立化、いじめやハラスメント、ジェンダー等の具体的な事例を通して、社会構造の変化について吟味し、現代社会に生活する人々が直面している社会問題について理解を深めていってください。 【レポート学習で学んで欲しいこと】 レポート学習では、何といっても「解説」や提出課題の「項目別評価項目の内容」にも示したように、指定された教科書の記述内容を忠実に読み、専門用語(概念)を含めて正確に把握・理解してください。また、レポート学習を進める過程で生じた疑問点や不明点を自らの「調べ学習」を通して深め、自分で調べた内容のメモを大切にストックしていくことをおすすめします。ただ与えられた提出課題をクリアすることだけを念頭に置いた目先の学習をするのではなく、疑問点や不明点を確実にクリアする堅実な学習を進めてください。なお、日頃から新聞等のマスメディアの報道や最新の公表データ等にも注意を払ってください。教科書の各学習内容に関連するような記事等を集めておくことも有益です。他の専門科目の自宅学習や国家試験対策にも有効活用できる情報ソースになります。 スクーリングを受講するまでに、各自でテーマの内容を中心に、教科書を参照しておいて下さい。 第1日 第2日 【現代社会と現代人の生活のとらえ方と理解】 【社会関係と社会問題のとらえ方と理解】 第1限 社会学とは 現代家族の特徴と変化1(家族制度・機能の変化) 第2限 社会学的アプローチ 現代家族の特徴と変化2(日本の家族の特徴) 第3限 人々の関係性1(社会的行為・社会的相互行為) 現代家族の特徴と変化3(現代家族の諸問題) 第4限 人々の関係性2(社会的地位・役割、社 会化) 都市化と地域変容1(過疎化) 第5限 社会集団の特徴1(集団の2類型) 都市化と地域変容2(コミュニティ・まちづくり) 第6限 社会集団の特徴2(官僚制組織) 現代社会の問題(少子高齢化) 第7限 社会集団の特徴3(産業社会) 現代社会の問題(格差・環境・差別) 第8限 社会集団の特徴4(大衆社会) スクーリング修了試験 【スクーリング当日の持ち物】 ①教科書(事前に必ず一読しておくこと) ※なお、スクーリング当日は別途レジュメを配布し、レジュメを使用して授業をすすめていきます S科目を選択した場合 ◆スクーリングで学ぶポイント・・・ 110
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