2025年度 学習ガイドブックⅠ
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テーマ2 (第1回提出課題 課題2の作成に向けて) マクロ経済学の基礎、GDP、GNPと国□所得の決定理論 教科書 第4章、第8章 解 説 テーマ2では、マクロ経済学の基礎を学習します。マクロ(巨視的)経済とは、一国全体を一つの経済としてとらえる経済の見□で、国□所得理論とも言われます。 ① マクロ経済では、GDP(国内総生産)、GNP(国□総生産)、NNP(国□純生産)、消費、投資、財政赤字(財政黒字)、経常収支、経済成長、□価指数、失業率など、一国全体の経済を表す重要な経済用語(これらを経済□数といいます)がありますが、このようなマクロ経済を表す言葉の意□を確認します。また、これらのマクロ経済の数字がどのように決定されるのか、これらのマクロ経済の数字がどのような相互依存関係をもっているのかを学習します。さらに、これらマクロ経済□数の中でも特に重要なGDP、GNPの意□、金額(日□および主要国について)、GDP、GNPの概念の違い、一人あたりGDPとは何か、その金額はどれくらいか、GDPと一国の□かさについて、GDP(GNP)計算の□題点、□□GDP、実質GDP、経済成長率等について学習します。 ② 次にマクロ経済の中でも重要なGDP、GNPの決定理論(国□所得決定理論、ケインズの□効需要の原理ともいう)について学びます。 まず景気の波及メカニズム(教科書ではクーラーの例)、派生需要、限界消費性向、限界貯蓄性向、乗数を学習します。その後、ケインズの□効需要の原理と45 度線を使った国□所得(GNP)の決定理論を学習していきます。 景気の波及効果、乗数、消費性向、貯蓄性向、家計の消費関数、企業の投資、政□支出、需要の構成要素、これらの用語を理解した上で45 度線を使った国□所得決定理論を学習して下さい。図で理解したあと、計算例がありますので練習□題も含めて数字で計算して確かめてみましょう。 ③ 教科書の第4章、第8章の演習□題に取り組んでください。 テーマ3 ミクロ経済学の基礎、需要と供給、需要の価格弾力性、需要と効用 教科書 第3章、第5章、第6章、第7章、第11 章 解 説 テーマ3ではミクロ経済学の基礎を学習します。ミクロ(微視的)経済とは、一国全体を□析の対象とするマクロ経済とは異なり、家計(個人)、各企業、政□といった各経済主体の行動を□析する□□です。 ① まず第一に、需要と供給、需要曲線と供給曲線の意□と図を理解します。一般的な需要曲線は右下がり、供給曲線は右上がりに描かれ、その交点が均衡点です。均衡点における価格を均衡価格、数量を均衡数量といいます。均衡価格より高い価格になると、供給が需要を上回り「超過供給」となり、逆に均衡価格より低い価格になると、需要が供給を上回り「超過需要」となります。超過供給の時は価格が下落し、また超過需要の時には価格が上昇し、最終的に均衡価格に落ち着くことにより需要と供給は一致することになります。これを「需要と供給の□則」といいます。図で確認してく118

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