放送授業について 本科目で「BPT科目(放送授業)」を選択した学生のみなさんは、『学習のしおり』にある放送授業の受講の流れをよく確認して受講してください。 教科書は、社会福祉士として必要な基礎的知識を学ぶために、社会福祉士養成講座の『児童・家庭福祉』を指定していますが、さらに必読の参考文献として法制度の理解を補うために『福祉小六法』を紹介しました。『福祉小六法』は本科目を含めて他の福祉関係科目でも必要になります。他の出版社のものでもいいですが、法改正もされているので、できるだけ最新のものを購入してください。 福祉関係の統計等を知るためのものとして②『社会福祉の動向』を参考文献としたので大いに活用してください。 近年、わが国の子ども観や養育観は大きく変わりつつあります。子どもを「保護の対象」として捉える父権主義(パターナリズム)的色合いの強い考え方から、子どもを「権利(行使)の主体者」として捉える考え方へと移行しています。その源には1989年に国連で採択された「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」があります。近年の「改正児童福祉法」や「こども基本法」などの国内法にもその精神が強く反映されています。 しかしながら、昨今の子どもを取り巻く環境は厳しさを増しており、子どもの権利が十分に守られているとは言い難い現状があります。現実に、いじめ、虐待、不登校など多くの児童問題が発生し、また子どもの貧困や少子化の進行など社会が解決しなければならない課題は山積しています。 本科目では、子どもの権利について学ぶとともに、子ども家庭や社会が抱える諸問題の背景を多面的に考察します。さらに、現行の法制度を学習しながら、今後どのような視点と行動をもって家庭や社会に向き合うべきか、ソーシャルワーカーなど専門職としての役割や課題について学びます。 担当教員名 川上 知幸 RT 2単位 選択 14004300 14004100 S 2(2)単位 選択 14004400 14004200 BPT 2(2)単位 選択 14004401 14004201 教科書 『児童・家庭福祉』第2版(最新社会福祉士養成講座3)中央法規出版 ISBN:978-4-8243-0155-0 参考文献 ①福祉小六法編集委員会編『福祉小六法』 (株)みらい 毎年発行 ②『社会福祉の動向』中央法規出版 毎年発行 児童・家庭福祉論 ◆科目の内容について・・・ ◆教科書・参考文献について・・・ 児童福祉制度論 156
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