2025年度 学習ガイドブックⅠ
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担当教員名 柴田 純一 RT 2単位 21:選択 14:必修 14006000 【実務家教員 担当科目】 教科書 (1)「貧困に対する支援(初版第4刷)」(中央法規出版)2024 ISBN:978-4-8058-8247-4 ※ ただし、従来指定していた次のテキストも使用可 (2)『貧困に対する支援』 (編者 渋谷 哲他 株式会社みらい) 2021 ISBN:9784860155339 補助資料 (1)『生活保護法に基づく最低生活費について』 (この『手引』に添付) 参考文献 ①生活保護制度研究会『保護のてびき』第一法規 毎年発行 ②柴田 純一『プロケースワーカー100の心得(増補版)』現代書館 2015 ISBN:978-4768435403 教科書は、国の「社会福祉士養成課程における教育内容等の見直し(カリキュラム改訂)」に基づき、上記のとおり2021年4月に発行された上記(2)のテキストの章立てで解説していますが、今年度以降(1)のテキストにより、この教科書の内容にしたがって学習することも可能です。(ただし、生活保護基準に基づく最低生活費の計算の課題については、手引きに添付した資料を参照してください(どちらのテキストを使用しても課題1の最低生活費は異なりません)。 参考文献の①は、教科書の理解を深めレポート課題作成の際の参考にするために活用してください。参考文献の②はこの科目の主題である生活保護制度の現場への理解を深め、制度の課題を考える際の参考となります(ただし参考文献①②は、購入しなくてもレポート課題作成等に支障はありません)。これ以外にあなたが自由に選ぶ文献の他、新聞等あらゆるメディアからの情報を活用していただき、このテーマへの課題意識を高めていただくとよいと思います。 貧困に対応して国家が直接的な経済的給付を行なう社会保障制度を公的扶助制度といいます。今日の社会福祉法の目的とする、その人らしい生活や自立の基礎としても、公的扶助の役割であるナショナルミニマム(国家による最低生活保障水準)の保障が不可欠です。 憲法第25条は、国民の誰もが健康で文化的な最低限度の生活を営むことができる権利を有するとし、生存権を規定しています。この規定を法律上の制度として具体化した制度が生活保護制度です。 この制度の仕組みと実施体制及びその運用状況を学ぶとともに、この分野で行なわれている要保護者に対する支援及びその背景にある貧困について理解を深めます。 学習に際し、なぜこういう制度が必要とされるのか、これがどういう仕組みになっていて、今後どうあるべきかを、学び考えるということです。 科目担当者は行政の職員として福祉事務所、介護保険課で実務を行い、社会福祉士及び介護支援専公的扶助論 ◆科目の内容について・・・ ◆教科書・参考文献について・・・ 167

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