2025年度 学習ガイドブックⅠ
186/311

放送授業について 本科目で「RBPT科目(放送授業)」を選択した学生のみなさんは、『学習のしおり』にある放送授業の受講の流れをよく確認して受講してください。 【実務家教員 担当科目】 教科書 (1)『地域福祉と包括的支援体制』 社会福祉学習双書8 全国社会福祉協議会2025 ISBN:9784793514739 参考文献 ①『地域福祉の理論と方法』第3版 中央法規 2015 ISBN:978-4-8058-5105-0 ②『地域福祉論(新装版)』岡村重夫著 光生館 2009 ISBN:978-4-332-60093-0 教科書は全国社会福祉協議会発行の「社会福祉学習双書 第8卷」2025年度版を使用します。2024年度版以前のテキストを持っている人は国試対策の上でも新しいテキストを購入されることをお勧めします。前のテキストを使用される方は、図書館で新しいテキストを一度閲覧するなど工夫すると共に、インターネットなどで社会福祉法の最近の改正内容などを調べて下さい。参考文献は、2冊です。①は2021年までのテキストです。新しい情報を加えながら使用してください。②については、地域福祉論を体系化した岡村重夫先生が書かれた文献です。地域福祉の原点を学ぶことができます。 2000年の社会福祉法改正により、地域福祉は社会福祉の中心に据えられ、「地域福祉の主流化」が進んでいます。さらに、2017年、2020年の社会福祉法改正によって、地域福祉の実態化が進みました。このような背景の下、社会福祉士、精神保健福祉士を目指す皆さんが、地域福祉を学びその視点・知識を修得することは必要不可欠と言えます。 地域福祉とは、地域の人々が抱える個々の生活課題・福祉問題を、地域全体の問題として捉え、「地域共生社会」を基盤としてその解決を図るものです。地域福祉というと、在宅福祉サービスの充実・普及と考えられていた時代もありましたが、現在求められている地域福祉とは、福祉、医療、介護などの包括的支援体制を構築すると共に、住民の主体形成、参加の促進を図り、更には地域福祉計画の策定、ボランティア、NPO、福祉施設、行政、災害福祉、社会福祉協議会等地域における連携体制の構築等、その内容は多岐にわたります。 この科目では、地域福祉の理念、意味と内容、課題、地域資源の種類と役割、住民参加の意義、包括的支援体制構築等の理解を進めます。そして、地域福祉を推進するコミュニティワーカーとしての役割を理解することが重要です。なお、地域福祉が社会福祉のメインストリームになることによって、市町村行政の役割、財源の確保も大切な課題といえます。 担当教員名 飯尾 良英 RS 4(2)単位 必修 14007000 RBPT 4(2)単位 必修 14007001 地域福祉論 ◆科目の内容について・・・ ◆教科書・参考文献について・・・ 175

元のページ  ../index.html#186

このブックを見る