2025年度 学習ガイドブックⅠ
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ャルワークの全体像を描いてください。 (800字以内) 課題2(テーマ2での学習をふまえて): 次の①、②についてそれぞれまとめてください。 ①「生活モデル」や「人と環境の交互作用」に焦点を合わせるソーシャルワークでは、対象をどのように捉えるのか(対象を捉える視点)についてまとめてください。 (800字以内) ②ソーシャルワーク実践においてソーシャルワーカーが経験する倫理的ジレンマについてまとめてください。 (800字以内) 項目別評価の内容 1 指定した課題のすべてに取り組んでいるか。 2 記述した内容が求められていることとずれていないか。 3 教科書の内容をよく理解して、学習を深められているか。 4 文章表現、課題作成の形式は適切か。(誤字、脱字がないか。改行は適切であるか。引用の際のルールを守っているか。など) 課題1 ①について 政治・経済・社会のグローバル化や少子高齢化の急速な進行などによって日本の経済社会の様相は大きく変貌し、地域社会に「無縁社会」が、家族に「孤族」が忍び寄ってきています。つまり社会の仕組みが高度化し、我々の生活を支えてきた地域や家族の機能が低下してきたことに伴って、介護、子育て、就労などいのちと暮らしと人生をめぐる様々な生活問題が生じ、これらに対する社会的な対応策が焦眉の急となっています。このような社会の要請に対して2007年に社会福祉士制度がどのように改正されたのか、読み解いてください。 ②について ソーシャルワーク専門職のグローバル定義を通してソーシャルワークの全体像を理解しましょう。2014年7月に国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)によって改訂された「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」には、発展途上国のソーシャルワーカーの声が反映され「社会変革と社会開発」や「社会的結束」が強調されています。教科書に目をとおしたうえで、ソーシャルワーカーの任務、諸原理、基盤となる知、専門職の学問などの項目を理解してください。 課題2 ①について ソーシャルワークを学習していく上で、その対象(クライエント)をどのように見ていけばよいのかという見方(捉え方)を理解しておく必要があります。「生活モデル」の考え方および「人と環境という視点から対象を見る」とはどういうことなのかをポイントとして考えてください。 ◆提出課題に取り組むために・・・ 188

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