2025年度 学習ガイドブックⅠ
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第1回 課題1 ①について 援助者は潜在的なケースの掘り起こしを目的として、地域や直接自宅に出向く。アウトリーチには多様な方法があるが準備を含めればかなりの時間を必要とする。また、これからますます重要性を増す方法である。特に第2章第1節を熟読して、アウトリーチの必要性、アウトリーチを必要とする対象、アウトリーチの担う機能、具体的方法について学んでほしい。 ②について 人と人の出会いは一期一会といわれる。特に生活問題を抱え地域から排除されたクライエントの場合、面接のやり直しが難しいことも少なくないため、クライエントと最初に出会う受理面接は重要で、慎重に行わなければならない。第2章を熟読して、インテークとソーシャルワーカーの役割を理解してほしい。パートナーシップの構築、二重の不安、ラポールの形成、スクリーニング等のキーワードについても簡潔に整理して理解を深めてほしい。 第1回 課題2 ①について クライエントとソーシャルワーカーの間でパートナーシップが構築され、ともに取り組む合意ができたら、次はアセスメントの段階である。アセスメントの意義と目的、方法、留意点について理解し、ソーシャルワークにおけるアセスメントの重要性について、論述すること。 ②について ソーシャルワークの過程としてのプランニングの意義と目的、方法について学んでほしい。課題作成においては、内容を理解した上で、第4章を熟読して、目標を選定し、目標を選んで記述する際のガイドラインと留意点についての理解を深めてほしい。 第2回 課題1 ①について 支援開始後、モニタリングとして経過を観察・評価し、必要に応じて再アセスメントにつなげる。第5章を熟読して、このような一連のプロセスを踏まえて、モニタリングの目的と内容と方法を理解すること。 ②について ソーシャルケースワークの実践結果から援助の有効性を判断することは、援助の向上を目指すうえで重要である。そこで実践の有効性を科学的に測定する方法として用いられる単一事例実験計画法(シングル・システム・デザイン)の特徴を、第5章第3節と第6章を熟読して理解してほしい。 第2回 課題2 ①について ソーシャルワークにおいて面接は主要な手段であり、極めて重要な意味を持つ。第8章を熟読して面接の意義と目的や方法や留意点を理解する。その上で、第8章の3の具体的な面接技法の理解を深めてほしい。 ◆提出課題に取り組むために・・・ 201

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