2025年度 学習ガイドブックⅠ
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205 【レポート学習で学んで欲しいこと】 本科目では、ソーシャルワークの全容を把握、理解することを目的とします。ここで学ぶ範囲は非常に幅広く、教科書で述べられているような分野、あるいは場面にこれまで接点がなかった人にとっては理解しづらい箇所もあるかもしれません。したがって、この科目単独の学習内容と捉えるのではなく、社会福祉援助技術概論、社会福祉援助技術論Aをはじめとした他の科目の内容と重ね合わせ、支援の具体的な場面をイメージしながら読み進めてください。 レポート学習に取り組む中で保健・医療・介護・福祉その他のサービス・事業名などが出てきます。わからない場合はそのままにせず、関連の事典、書籍などで調べて確かな知識としてください。 教科書 Ⅲ『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』(第12巻) 第7章 ソーシャルワークの実践モデルとアプローチ Ⅳ『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』(第12巻) 第15章 スーパービジョンとコンサルテーション 『ソーシャルワークの理論と方法[社会専門]』(第6巻) 第5章 カンファレンス 第6章 事例分析、事例検討、事例研究 解 説 Ⅲでは、教科書を中心にソーシャルワークにおいて必要となる実践モデルとアプローチの内容、種類について学びます。実践モデルやアプローチをそれぞれ関連させて、ソーシャルワークの基礎となる実践モデルやアプローチが開発されてきた流れを理解します。 Ⅳでは、スーパービジョンの意義や機能および援助過程を理解し、援助者自ら積極的に取り組まなければならない情報の保護等の理解を深めます。事例研究では、ソーシャルワークの原則・理論と援助実践とを照らし合わせて援助内容を検討、分析し課題や効果を導き出す方法について学びます。 テーマ3 Ⅰ ソーシャルワークの対象の広がりとケアマネジメントの実際 Ⅱ コーディネーションとネットワーキング、社会資源の活用・調整・開発 教科書 Ⅰ『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』(第12巻) 第1章 人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワーク 第10章 ケアマネジメント(ケースマネジメント) Ⅱ『ソーシャルワークの理論と方法[社会専門]』(第6巻) 第3章 ネットワークの形成 第4章 ソーシャルワークにおける社会資源の活用・調整・開発 解 説 Ⅰ ソーシャルワークの対象の広がりとケアマネジメントの実際 Ⅰでは、ソーシャルワークの対象の広がりを実践事例をもとに考察し、治療モデルと生活モデルの違いに着目してアセスメントの理解を深めます。また、ケアマネジメントは、ソーシャルワークが個別性や柔軟性を特徴としているのに対して、システムスクーリング学習で学ぶ範囲

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