2025年度 学習ガイドブックⅠ
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222査目的・対象の理解の仕方、方法論などアプローチが多様になります。その理由は、質的調査が社会問題等の様々なテーマに取り組むだけでなく、量的な把握が困難な多様な人々を調査対象とし、その個々人の主観的なものの味方に重点をおくという理論的背景があるためです。ここでは調査目的、調査テーマ、調査対象者の選定、多様な調査方法、データ分析など一連の質的調査の理論的アプローチについて学習することで、質的調査の主観的理論について理解を深めていきます。 【レポート学習で学んで欲しいこと】 社会調査の種類には量的調査と質的調査の2つの方法があります。量的調査は調査目的から実査、収集した調査データの処理・分析をとおして調査の仮説を検証するという法則定位的な方法を用い、客観的なデータ分析に重点をおきます。一方質的調査は、調査目的・対象の理解の仕方、方法論などアプローチが多様になります。その理由は、質的調査が社会問題等の様々なテーマに取り組むだけでなく、量的な把握が困難な多様な人々を調査対象とし、その個々人の主観的なものの味方に重点をおくという理論的背景があるためです。ここでは調査目的、調査テーマ、調査対象者の選定、多様な調査方法、データ分析など一連の質的調査の理論的アプローチについて学習することで、質的調査の主観的理論について理解を深めていきます。 形式 レポート形式 参照物 すべて可 アドバイス 出題範囲は教科書の内容からですが、教科書以外では、新聞やニュース等で報道される世論調査の質問項目や調査結果に関心を持って頂けるとよいと思います。 科目コード 科目名 形態 単位数 担当教員名 課題の形式 14014100 社会福祉調査の基礎 RT 2 安藤 純子 レポート形式 14014000 社会調査 第1回 課題1(テーマ1、2での学びをふまえて): 一般的に量的調査(統計調査)を行うにあたって「調査計画書」を作成しますが、 実際にあなたがこれから量的調査を行うと仮定して、「調査計画書」を作成してく ださい。 (1)調査テーマと目的(100字程度) (2)調査対象者の概要(母集団、サンプリング方法、対象者数) (3)調査方法(調査票の配布と回収方法) (4)調査票の作成(調査テーマに関する質問10問以上及び基本的属性(フェー スシート)3問以上)各質問には必ず選択肢を作成してください。 提出課題 ◆科目修了試験に臨む前に・・・ ◆ 提出課題

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