230しています。また、私たちの納めた税金がどのように利用されているかを知ることで、「無駄を減らして社会福祉のサービスを充実させる」ということだけ言っていても変わらないことがわかると思います。そしてその機関で働く専門職として任用資格があります。社会福祉士であれば、実務経験等がなくても任用されることになるということがポイントです。 行財政は、「現場」と関係ないと思わずに取り組んでいただければと思います。 また、社会福祉に関する計画では「住民参加」といいながら、実際には福祉関係者で策定してしまっています。これでは、介護保険料に納得してもらえないですし、地域福祉を推進することは難しいでしょう。どのように住民に関心を持ってもらうのかが、今後重要になってくるといえます。 形式 記述形式 参照物 すべて可 アドバイス 社会福祉士国家試験過去問題に基づいて「記述式」で出題をします。試験対策としては、国家試験をみておくとよいでしょう。 過去問題は、社会福祉振興・試験センターのホームページに載っています。 http://www.sssc.or.jp/shakai/past_exam/ ただし、形式は「○×問題」ではありません。小問題を中心とした記述式です。どのような事柄が出題されるかを確認してください。 教科書に記述されていない事柄も出題します。参考文献で示したものを必ず見て、ノートをつくるか、印刷をしておくとよいでしょう。 「福祉行政」「福祉財政」「福祉計画」から均等に出題します。 科目コード 科目名 形態 単位数 担当教員名 課題の形式 14015000 福祉行財政と福祉計画 RT 2 大藪 元康 レポート形式 第1回 課題1(テーマ1での学びをふまえて): 福祉行政に関わる5つの専門機関(教科書に記述されている福祉事務所、児童相談所、身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所、婦人相談所)について、①根拠法、②事業内容、③社会福祉士はどのような任用資格で働くことになるか、についてそれぞれ記述しなさい。(1600字程度) 課題2(テーマ2での学びをふまえて): 福祉計画における住民参加の意義とその参加方法について自らの意見を踏まえて記述しなさい。(1600字程度) 提出課題 ◆科目修了試験に臨む前に・・・ ◆ 提出課題
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