2025年度 学習ガイドブックⅠ
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245 す(更生保護法第1条)。学習では、次の3点を意識して取り組んでください。 1.相談援助活動において必要となる更生保護制度について理解する。 2.更生保護を中心に、刑事司法・少年司法分野で活動する組織、団体及び専門職について理解する。 3.刑事司法・少年司法分野の他機関等との連携の在り方について理解する。 テーマ1 (第1回提出課題 課題1の作成に向けて) 社会福祉の視点で更生保護に関わる制度をとらえ、犯罪者・非行少年に 対する社会内処遇のソーシャルワークとしての実践を学習する 教科書 教科書全般 解 説 教科書は、最初から最後まで一通り目を通してください。その際に更生保護制度の科目名にとらわれ制度のみを理解するのではなく、社会福祉の視点を意識し、犯罪者・非行少年に対するソーシャルワークとしての理解をすすめていきましょう。 更生保護領域のクライエントは犯罪者・非行少年ですが、高齢者、障がい者、児童、低所得者等の一般的なソーシャルワーク支援が必要な者に限定されていません。犯罪者・非行少年の地域社会での立ち直り支援を行うために、ソーシャルワーカーの視点で、犯罪・非行の背景要因まで考え、彼ら彼女らの生活ニーズに留意しながら学習をすすめてみましょう。 レポートの最後には、引用(参考)文献名・出版社名・著者名・引用頁・出版年を必ず記入して下さい。また、引用にあたっては、下記の例のように必ず明示して下さい。Webページの場合は、ページ名、アドレス、最終閲覧日を記載して下さい。なお、出典の記載については規定文字数外とします。 [例] ①「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」現代人文社 内田扶喜子、谷村慎介、原田和明、水藤昌彦 pp25-28、2011 ② 法務省ホームページ平成26年版犯罪白書 http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/nfm/mokuji.html最終閲覧日2013年3月14日 引用例)「原田(2011)は、知的障害者が起こした犯罪の原因は主に...」 【レポート学習で学んで欲しいこと】 教科書においては、更生保護に関わる基本的知識が幅広く得られることと思います。ソーシャルワーカーとして更生保護制度で実践を行っていくには、具体的な支援事例を知ることや刑事司法制度の理解までが必要になりますので、参考文献や資料等も参照して補って下さい。刑事手続については、刑事事件や裁判等に関する報道について、「どのような刑事手続ですすんでいくのか」「今どういった刑事手続のステージなのか」といったことを考えることで、よく理解できるようになると思います。 レポート学習で学ぶ範囲

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