2025年度 学習ガイドブックⅠ
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249して、次の3点を到達目標として取り組んでください。 1.刑事司法の近年の動向と制度の仕組みを理解する。 2.刑事司法における社会福祉士及び精神保健福祉士の役割を理解する。 3.刑事司法の制度に関わる関係機関等の役割について理解する。 テーマ1 (第1回提出課題 課題1の作成に向けて) 社会福祉の視点で刑事司法に関わる制度をとらえ、犯罪者・非行少年に 対するソーシャルワークとしての実践を学習する 教科書 教科書全般 解 説 教科書は、最初から最後まで一通り目を通してください。その際に刑事司法制度のみを理解するのではなく、社会福祉の視点を意識し、犯罪者・非行少年に対するソーシャルワークとしての理解をすすめていきましょう。 刑事司法領域の主なクライエントは犯罪者・非行少年ですが、高齢者、障がい者、児童、低所得者等の一般的なソーシャルワーク支援が必要な者に限定されていません。犯罪者・非行少年の立ち直り支援を行うために、ソーシャルワーカーの視点で、犯罪・非行の背景要因まで考え、彼ら彼女らの生活ニーズに留意しながら学習をすすめてみましょう。 レポートの最後には、引用(参考)文献名・出版社名・著者名・引用頁・出版年を必ず記入して下さい。また、引用にあたっては、下記の例のように必ず明示して下さい。Webページの場合は、ページ名、アドレス、最終閲覧日を記載して下さい。なお、出典の記載については規定文字数外とします。 [例] ①「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」現代人文社 内田扶喜子、谷村慎介、原田和明、水藤昌彦 pp25-28、2011 ②法務省ホームページ令和3年版犯罪白書 https://www.moj.go.jp/content/001361628.pdf 最終閲覧日2022年3月1日 引用例)「原田(2011)は、知的障害者が起こした犯罪の原因は主に...」 【レポート学習で学んで欲しいこと】 教科書においては、刑事司法に関わる基本的知識が幅広く得られることと思います。刑事司法領域においてソーシャルワーカーとして実践を行っていくには、具体的な支援事例を知ることや刑事司法制度の理解までが必要になりますので、参考文献や資料等も参照して補って下さい。刑事手続については、刑事事件や裁判等に関する報道について、「どのような刑事手続ですすんでいくのか」「今どういった刑事手続のステージなのか」といったことを考えることで、よく理解できるようになると思います。 レポート学習で学ぶ範囲

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