2025年度 学習ガイドブックⅠ
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269ている作業療法について学びます。対人関係の障害が見られる精神疾患についてSSTなどが行われます。また社会的な受け入れが進まないために再発が見られることから、社会療法について学びます。精神障害からの回復に必要ないわゆる「受け皿」について踏まえ、これらの充実を図るために地域における意識改革の重要性と、法改正による制度改革が重要である点について学びます。 【レポート学習で学んで欲しいこと】 精神保健福祉士として活用できる精神医学を学んでもらうことが目的です。テキストを始めいくつかのメディアを通じて、チーム医療の一員である精神保健福祉士として、必要な考えや知識を身に付けて下さい。そのためには精神医療の歴史をよく学び、精神疾患に対する治療、対応、政策の変遷を理解することが必要です。チーム医療の一員として、医師、薬剤師、看護師、臨床心理士や作業療法士などと対等に遣り取りできるようになるためには、各々の医療資格者が精神科治療の中で、どのような役割分担を受け持ち、どのような業務を実施するのか、理解することが必要です。そのために精神医療一般について広い知識と見識を求められることになります。レポート学習で学んでほしいポイントとはこのような点です。 形式 レポート形式 参照物 すべて可 アドバイス 出題は精神障害にかかわる全般的知識を問うものです。参照物が「すべて可」なので、記憶よりも理解を主とした評価をしています。テキスト全体から出題しますので、レポート課題のみにとらわれることなく、テキストを何度か通読し、何処に何が書いてあるのか、主要なテーマについておおよその理解をしておいて下さい。レポート課題をこなす時から修了試験を意識してテキストを読み進めるようにして下さい。 科目コード 科目名 形態 単位数 担当教員名 課題の形式 15025000 精神医学 RRT 4 羽部 仁 レポート形式 第1回 課題1(テーマ1での学びをふまえて): 教科書など客観的な資料に基づいて、脳の形態学的な仕組みを述べて、次にこころと脳の関係について述べなさい。 (1600字以内) 課題2(テーマ2での学びをふまえて): 精神障害について診断分類がどのようになっているかを述べ、診察時における診断までの手続きについてまとめなさい。(1600字以内) 提出課題 ◆科目修了試験に臨む前に・・・ ◆ 提出課題

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