2712 課題1【確定診断および除外診断】 診断を進める際に、身体的な検査や心理的な検査がなぜ必要であり、それらを具体的にどのような目的で活用するのかが十分に理解できているか。フローチャート式に診断を進めるのが分かり易いであろう。 3 課題2【精神疾患のおおまかな治療法(総論)】 特殊な例に限定せずに、精神疾患の初期治療から社会復帰という一般的な治療の流れを適切に述べているか。身体的治療と精神療法、リハビリテーションの関係を理解できているか。 4 課題2【精神疾患の特定分野の治療法(各論)】自分の関心ある分野で構わないが、 薬物療法、精神療法などの治療分野、もしくは特定の疾患や治療状況などを取り上げて、深く掘り下げた見地から述べることができているか。 第1回 課題1・課題2 精神医学を学ぶ前に精神保健学を学んだ場合には、精神保健学で重視した正常とは何か、精神健康とは何かを思い出しながら課題に取り組んでほしい。精神健康の概念が定まると精神障害とは何かということがあらためて理解できまるようになります。脳を学ぶことによって心と体がどのようなつながりがあるかを理解できるようになります。 精神医学は医学の一分野です。したがって精神医学的診断を行うためにはあらゆる医学的方法を駆使するばかりでなく、なかでも精神医学的面接を重視します。また今日的にはわが国では、従来診断、ICD-10、DSM-5(2012年に改訂された)の3種類が用いられていることを十分に認識することが実務上重要です。 課題1では、代表的な精神疾患を例に挙げて、こころと身体の具体的な関係を説明して下さい。 課題2では、精神疾患や症状の説明をする必要はありません。各精神医学的診断分類の特徴や違いを述べて下さい。 第2回 課題1・課題2 精神医学的診断を進める上で、どのような症状や特徴に注意しながら進めていくのかを十分に理解して進めて下さい。身体検査や心理学検査は診断で補助的に用いられますが、実施する目的や必要性を理解できているか。また、心理検査の代表的な質問紙法や投影法については十分に理解して説明できる必要があります。 今日の精神科治療では薬物療法が第一選択であり、その知識や経験が重要な役割を果たします。また精神療法を始めその他の精神医学的治療も多岐にわたります。一連の治療手順や各々の治療法の適応範囲を理解して説明できているかがポイントになります。 提出方法 本学所定のレポート用紙又はワープロ等で作成し提出する。 提出回数 2 回 (第1回提出課題・第2回提出課題) 次のステップ 第1回提出課題の合格により第2回提出課題を提出できます。 第2回提出課題の合格により科目修了試験の受験資格が得られます。 ◆提出課題に取り組むために・・・ ◆提出の方法について・・・
元のページ ../index.html#282