「不可」となる可能性が高いということになります。課題に取り組む前に出題者の意図を把握することで、学習の方向性もおのずと決まってきます。 (2)「穴埋め式」「選択形式」の場合 提出課題には、少数ですが、穴埋め式や選択形式もあります。この形式では、レポート学習で学んだ知識について確認する課題が設定されています。以下に学習方法についてポイントをまとめてみました。 「範囲」を絞る 穴埋め及び選択形式の場合、出題範囲が教科書全般になっていることが多いため、教科書全般を良く理解しておく必要があります。 穴埋め及び選択形式では、出題範囲を明確にして絞り込むことが大切です。たとえば、設問1~設問10までは教科書の何頁~何頁の範囲から出題されているのかをよく確認しましょう。これには「学習の手引」のテーマ設定が役立つはずです。 「キーワード」を探る 穴埋め及び選択形式の場合、明確な解答を1つ導き出すことになります。解答を導き出す際、設問の中にキーワードが隠されていることが多くあります。教科書の論旨、学習テーマ、さらにキーワードについて充分に理解できるようにこころがけてください。 課題(レポート形式)に取り組む際のコツ ① 課題の内容をよく理解する。 ② 評価のポイントに留意して自分の意見も述べる。 ③ 関連する資料にあたる。 ④ 段落を分け、文章の構成を整える。 ⑤ 問題提起と結論は矛盾がないよう一貫性をもつ。 「自分の言葉」とは? 提出課題のなかには、「教科書で学んだ内容について自分の言葉で述べなさい」などと指示されている課題が見受けられます。では「自分の言葉」とはどのようなことを指すのでしょうか。 教科書等を読みその内容を引用したとしても「自分の言葉で述べた」ということにはなりません。教科書に書いてあることを自分なりに解釈し考察するとどのようになるか、その事柄を誰かに説明する時にはどのように説明するかを考えてみましょう。教科書をよく読み関連する資料にあたって内容の理解を深めることができていれば、自分なりの解釈と考察につながるはずです。それが「自分の言葉」となります。 23
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