2025年度 学習ガイドブックⅠ
63/311

科目コード 科目名 形態 単位数 担当教員名 課題の形式 15000100 キリスト教福祉論 RT 2 志村 真 レポート形式 第1回 課題1(テーマ1での学びをふまえて): 教科書 第1章「キリスト教福祉思想の原点」を読みながら、以下の課題に取り組んでください。 1)「ぶどう園の労働者のたとえ」(マタイ20:1~15)を読んで、まず感じたことを200字以上で書いてください。(教科書の10ページの作業です。) 2)次に、教科書の10~15ページ21行を読み、書かれている内容を今日の福祉思想に関わらせてまとめてください。(500字以上で) 3)教科書 第3節「善いサマリア人のたとえ」(19~26ページ)を読んでください。この「たとえ」に関して、当時のユダヤ人社会の「隣人観」とイエスの「隣人観」を対照させて紹介してください。(300字以上で) 4)教科書 コラム2「憐れに思い」(26~27ページ)を読んでください。そして、「スプランクニゾマイ」の意味をまとめた上で、この語が用いられている聖書箇所の一つについて、それがどのような物語であるか紹介してください。(300字以上で) 5)教科書 第4節「『神の像』としての人間」を読んでください。メソポタミアの創造神話における「人間観」と「『神の像』としての人間観」を対照させて紹介してください。メソポタミアの神話については必ず、教科書31ページの下から3行目から33ページ上から14行目までの囲みを参照してください。(300字以上で) 課題2(テーマ2での学びをふまえて): 教科書 第9章(補講2)「なぜ、キリスト教を学ぶのか」を読みながら、以下の課題に取り組んでください。 1)第2項「少数者の意見に聞くこと」を読み、400字程度で要約してください。 2)教科書 第2節「多様性の中の一致」を読み、167ページで紹介した本田哲郎先生の文章の感想を記してください。(400字以上で) 提出課題 者」としてではなく、尊厳あふれる主体的存在としての老人を描きます。 次の第6章「女性観」にはスペースを取りました。なぜなら、古代に成立した宗教・思想は女性観において大いに問題を残しているからです。ユダヤ教、キリスト教の歴史と現在における女性差別の現実を誠実に認めた上で、あるべき女性観、性差別なき制度作りへの提言を、イエスの開明的な女性観に学びながら考えます。 キリスト教および仏教の福祉思想にとって、「因果応報観」の克服は極めて重要で課題です。「病気」「障がい」「貧困」などの苦しみを宗教的因果の応報としてとらえてしまっては、いかなる福祉も成り立ちません。第7章は、因果応報論を鋭く批判し、当時の宗教的価値観と体制とに立ち向かったイエスの「人間理解」を考察します。 ◆ 提出課題 52

元のページ  ../index.html#63

このブックを見る