2025年度 学習ガイドブックⅠ
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3)教科書 第3節「キリスト教は他宗教をどうとらえているか」(169~174ページ)を読み、キリスト教の他宗教に対する3つの態度を紹介してください。その上で、この項で学習したことを所感として記してください。(400字以上で) 4)教科書175~177ページ「多宗教間対話と宗教批判」を読んでください。そして、対話における「相互評価と相互批判」について説明してください。その上で、この項で学習したことを所感として記してください。(400字以上で) ※いずれの課題も字数は本文のもので課題の見出し等は含めません。 ※聖書の引用は最小限にとどめ、長々と引用することはしないでください 項目別評価の内容 1 漢字の適切な使用、句読点の適切な打ち方、文体の統一、そして段落の分かち方など、適切な書き方で記されているか。 2 与えられた課題すべてに答えているか。適切な字数を費やしているか。 3 テキストの要約のところでは、単にテキストを写しているのではなく、概念やフレーズは引用しつつも、できるだけ自分のことばで要約しようとしているか。 4 「所感」の部分に関しては、その章が述べていることをしっかりと理解していることがうかがえるか。加えて、提出者のこれまでの学習(「キリスト教概論」や他の人間福祉学科目の学び)を踏まえての応答がなされているか。 課題1・2 ※書き方に関して(課題1・2共通) いずれの課題も、教科書の読解を導くためのものです。受講者が取り組みやすいように、課題1、課題2、それぞれに4~5つの小課題を置き、ワークシートのような形式にしました。 教科書の節・項目を区切って要約を求めたところがあります。要約(あるいは縮約)はあらゆる学習の基本であるばかりでなく、研究者も常に行なっている高度な知的作業です。論点を整理し、データベースにファイルすることで、論述の傍証や対論に欠かせません。 できれば、テキストの段落ごとの要旨を、アンダーラインを引くなどして先ず把握し、次に下線を付した中から、どれを残し、どれを捨てるかを判断しながらまとめるとよいでしょう。 次に、指定された字数に収めるためにさらに推敲していきます。その際、論旨が残るように、重要だと思う概念やフレーズを用いながら自分のことばで大胆にまとめていってください。 課題の中で「所感」を求めたところがあります。受講生はすでに「キリスト教概論」を学習しておられますし、他の人間福祉学科目を学んでおられます。そうした理解や知識が、今回のレポート学習とどのように結びつくかを評価することは、学習成果の自覚につながります。 教科書全体を読了した際には、そうした学習上の成果を列挙してみて確認されるとよいでしょう。そのことは更なるレポート学習やその他の科目履修への動機付けとなるでしょう。 課題1 ※内容に関して 第1章は、キリスト教福祉思想に関連する基本的な聖書テキストを扱った章です。4つある節はいずれも重要ですが、特に第2~4節の人間のとらえ方。社会的身分、人種・民◆提出課題に取り組むために・・・ 53

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