2025年度 学習ガイドブックⅡ
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設問20 パーキンソン病の主な臨床症状の中で、初発症状の70%が(32)で一側上肢に発症し次第に対側にも出現する。動作の緩慢を主症状とする無動、(33)、姿勢反射障害を4大徴候と呼ばれている。Hoehn-Yahrの重症度分類でStageⅤについて、「ADLは全介助で、介助なしでは(34)の状態」と分類している。 設問21 リハビリテーション看護の役割は、褥瘡予防、嚥下管理、排泄管理、(35)障害のアプローチ、障害受容、家族指導などが挙げられる。褥瘡予防として2時間おきの体位変換が基本であるが、対麻痺患者では(36)指導や定期的な寝返り、鏡を用いた自己管理の教育が重要である。 設問22 筋力低下とは正常な筋力が発揮できなくなった病態をいい、骨格筋の(37)を認める。中枢性筋力低下(痙性麻痺)は一次ニューロンの障害による筋力低下で、(38)の影響によって萎縮が生じる。 設問23 慢性関節リウマチはエックス線像と臨床所見による病期分類として(39)のStage分類があり、関節痛や拘縮、筋力低下と関節変形が症状であり、Stage Ⅳでは関節の線維性あるいは骨性の(40)を認める。炎症により関節破壊が進むと手指変形を生じ示指では(41)変形を生じる。 設問24 機能障害の軽減を目的として使用する補助機器が装具である。装具の目的は、変形の予防、(42)、組織の保護、機能の代償と補助である。プラスチック製短下肢装具は、素材がたわむことによって関節部の動きを可能とし、これをわが国では(43)と呼んでいる。四肢の欠損部分を補うために使用される補装具が義肢である。ヒトでいう関節にあたる部分を(44)と呼び、屈曲・伸展の動きを有し、制御機構の設定が可能となる。 設問25 加齢とともに虚弱性が高まり、移動動作能力の低下、握力の低下、体重の減少が認められる状態を(45)と判断される。65歳以上の高齢者における筋肉量の低下に注目し、筋肉量の減少と筋力低下、歩行速度の低下を認める場合を (46)と判断される。 設問26 関節運動器疾患の術後の両松葉杖歩行では、両手で松葉杖を握り一側下肢を床に接地せずに歩行動作を行うため完全(47)歩行という。この歩行動作は両側の杖、荷重する脚の順に動作を行うことから(48)歩行に分類する。 設問27 訓練開始から目標到達すべき過程や流れについて、対象者への問診と観察に始まり、評価、(49)、治療目標の設定、治療計画の作成、訓練の実施へと展開する。次いで実施するのは訓練効果の有無を検討する(50)の段階であり治療計画の再考を行っている。このように情報収集から治療目標の達成度を検討する過程が評価の流れである。 8

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