2025年度 学習ガイドブックⅡ
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農福連携を学ぶためには教科書や各種の資料を読み込むだけでなく、そこから学んだことを実際の場面で検証することが大切です。 しかし、現実的には、受講者全員が福祉現場や農業に携わっていることでもなく、実際の場面と言うのも困難なことだとおもいます。 しかし、日常的な生活の中でも福祉や農業に関連のある場面に出くわすこともあります。 たとえば、スーパーや農産物の直売所などでは旬の野菜が豊富に並んでいます。その中でも、生産者が明記されているものを探してみると、意外に福祉事業所のものが見つかることがあります。その生産物と他のものとの食べ比べをすることも面白いと思います。 福祉事業所でも生産物の直販を行っていることもあります。近くの福祉事業所を探してみてはどうでしょうか。 また、ドライブなどで郊外に出かけたときなど、農家の方が農地の片隅にそこでとれたものを直接販売されたりしています。もし、そこに農家の方がお見えになったら話を伺うこともできます。 そんな場面の中でも農福連携に関するヒントが見つかるかもしれません。 また、レポート学習においては、教科書を熟読することはもちろんですが、農林水産省や各自治体が発行している「農福連携」に関するたくさんの資料を活用することも大切です。 それぞれのホームページ等を参照し、知識を深め、本講座での学習をよりいっそう充実させていただくことを望みます。 【注 意】 本科目はSR科目です。RS科目とは学びの進め方が異なります。本科目では、スクーリングから学習を開始し、スクーリング後に提出課題を提出します。 テーマ1 障がい者の就労現場の体験と就労の実態、および、農福連携を学ぶに当たっての基礎 教科書 必要資料は当日配付します。 解 説 まず福祉現場を体験します。障がい者の方々との共同作業で、障がい者への理解を深めます。また、福祉事業所の経営理念や農業への取り組みについて説明を受けます。 スクーリング学習で学ぶ範囲 171

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