テキストの各章ごとに設けられたキーワードや論点に注目しながら、疑問点や印象に残った点をメモにまとめてください。各章の冒頭のクイズに答えられるように内容理解し、そのうえで、社会モデルと医学モデルの違い、障害者差別の歴史、合理的配慮の具体例、そして心理支援の在り方などを意識的に整理し、自分なりの視点で考察を深めていくことが大切です。必要に応じて、関連する法律や行政の取り組みについて情報収集を行うことで、テキストの内容をより立体的に捉えられるようになります。 テーマ1 (第1回提出課題 課題1の作成に向けて) 「障害」とは何か 教科書 『これからの障害心理学<わたし>と<社会>と問う』1-110ページ 解 説 障害は個人の問題なのか、社会の問題なのか―社会モデルと医学モデルの視点から考えてみましょう。また、障害者差別の歴史と、その変遷を踏まえた現在の課題について整理しましょう。 テーマ2 (第1回提出課題 課題2の作成に向けて) 「障害の支援」とは 教科書 『これからの障害心理学<わたし>と<社会>と問う』 全般 解 説 第4章を読み、障害をもった方に対する「合理的配慮」について考えてみましょう。合理的配慮に当たるもの、当たらないものを区別できるようになりましょう。また第5章以降に登場する様々な障害に関して現在行われている合理的配慮及び、課題について考えをまとめましょう。 【レポート学習で学んで欲しいこと】 教科書を読む際は、まず索引や本文中のキーワードを手がかりに、社会モデルや医学モデルなどの基本概念や歴史的背景を整理しながら、障がいに関する基礎知識を着実に身につけていただきたいと考えています。こうした基本的事項を理解したうえで、合理的配慮や心理支援の具体的な事例を参照しながら、実際にどのような困難や課題が生じるのかを検討することで、応用的な学習へと発展させていただきたいと思います。そのためには、提示した教科書だけではなく、図書館で関連文献を検索したり、ボランティアなどで支援の現場に関わるなど、積極的に体験や情報を取り入れる姿勢が重要です。そうした自発的な学びを通して、障害を多角的に捉える視点や具体的な支援のあり方を 深く考え、レポートへとまとめていただければと期待しています。 レポート学習で学ぶ範囲 ◆学習をすすめるために・・・ 15
元のページ ../index.html#24