2025年度 学習ガイドブックⅡ
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テーマ2 (第1回提出課題 課題2の作成に向けて) 教育現場における問題とその対処を考える 教科書 第3章 児童・生徒の問題の理解と対応 第5章 不登校の理解と対応 第6章 いじめの理解と対応 第7章 学校崩壊の理解と対応 第8章 反社会的問題行動の理解と対応 解 説 社会の急激な変化や価値観の多様化にともない、児童や生徒が多くの時間を過ごす学校教育現場でもさまざまな問題が生じています。また、学校が抱える問題は近年になってますます多様化し、複雑になってきています。このような問題にはどのような種類があるのか、また、現場の教師や周囲の大人はどのように理解し、対応することができるかを検討します。特に、以下の3点について学んでいただきたいと思います。尚、2・3については、教科書の内容をただ理解するのではなく、教科書の事例や考え方を通して自分なりの考えをまとめてみてください。 1.教育現場における問題とその種類や意味、発生メカニズムについて学ぶ。 2.不登校児童・生徒をどのように理解すればよいか、またこのような児童・生徒への適切な対応とはどのようなものかについて考える。 す。ここで大切なのは、皆さん一人一人の考えです。教育現場では絶えず新たな問題が生じており、多様な問題に対して教師がどれだけ迅速に柔軟に対応できるかが重要となります。さまざまな問題と対峙していかに反応できるか、その瞬発力や発想力を身につけていただきたいと思います。 各章末には参考文献や推薦図書リストが提示されているので、各自の興味関心に応じて読み進めてください。また、新聞やテレビニュースなど、世の中のメディアから流れる教育問題に関する情報に敏感になり、自分の考えをまとめる訓練をされると良いでしょう。 テーマ1 (第1回提出課題 課題1の作成に向けて) 学校教育相談とカウンセリング 教科書 第1章 学校教育相談とは 第2章 カウンセリングの理論と実際 第10章 開発的カウンセリング-学校経営に生かすカウンセリング的手法 解 説 「学校教育相談」は、カウンセリングそのものではなく、学校教育の場での教師による実践として位置づけられている、教師の実践の積み重ねにより成立する新たな領域と言えます。ここでは以下の5点について学びます。 1.学校教育相談の意義と4つの課題について理解する。 2.教育実践としての学校教育相談について理解する。 3.カウンセリングの基礎的な知識を習得する。 4.学校教育相談とカウンセリングの違いを理解する。 5.カウンセリング的手法の実践にふれる。 レポート学習で学ぶ範囲 36

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