第6章から第8章までは、オペラント条件づけについて、古典的条件づけの場合と同様に、基礎から順番に強化スケジュール・刺激性制御などの専門的な内容に踏み込んで学んでいきます。第9章および第10章では、概念学習・観察学習などの個々の直接的な経験に依存しない形のさまざまな学習行動について、また学習と非常に関連の深いテーマである記憶について学びます。 教科書では、学習心理学の分野における専門用語が数多く使用されています。紹介した参考文献や各章末の参考文献や推薦図書などで調べながら読み進めると良いと思います。 テーマ1 (第1回提出課題 課題1の作成に向けて) 学習心理学1 教科書 第1章 「学習」について学ぶ 第2章 馴化と鋭敏化 第3章 古典的条件づけ1:基本的特徴 第4章 古典的条件づけ2:信号機能 第5章 古典的条件づけ3:学習の内容と発現システム 解 説 学習とは何か、人を含めた動物にとっての学習の意味づけ、単純な学習行動と古典的条件づけの枠組みなど、学習心理学における基礎的な知識を習得するために、以下の3点を目標に理解していきます。 1.学習心理学の基礎的な知識を習得する。 2.馴化・鋭敏化というシンプルな形の学習について理解する。 3.古典的条件づけについて理解し、その枠組みでの先行研究や明らかにされたトピックを通して、生物の行動に見られるメカニズムについて考える。 テーマ2 (第1回提出課題 課題2の作成に向けて) 学習心理学2 教科書 第6章 オペラント条件づけ1:基礎 第7章 オペラント条件づけ2:強化・消去と罰・強化スケジュール 第8章 オペラント条件づけ3:刺激性制御 第9章 概念学習・観察学習・問題解決 第10章 記憶と学習 解 説 テーマ1で学んだ古典的条件づけと並ぶ、学習心理学の大きな枠組みの1つであるオペラント条件づけやその周辺項目についての知識を習得するために、以下の3点を目標に理解していきます。 1.オペラント条件づけについて理解し、先行研究で明らかにされた知見を通して、学習心理学におけるその意味と意義について考える。 2.個々の刺激や個々の環境での直接的な経験に依存しない学習行動について理解する。 レポート学習で学ぶ範囲 53
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