2025年度 学習ガイドブックⅡ
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3.学習心理学においても重要なテーマである記憶について学び、学習心理学の中での記憶の重要性について理解する。 【レポート学習で学んで欲しいこと】 心理学における行動についての考え方では、経験によって行動が変容するメカニズム、つまり「学習」という概念を重要視しています。行動を通してこころに言及するという構図は様々な心理学分野に共通の視点であり、学習心理学はその根幹にあるものです。教科書で紹介されている学習実験の手法やそこから得られた知見は、臨床心理学や実際の教育現場でも応用されています。学習心理学以外の他の心理学に興味のある方をはじめ、他の分野を学ぶ方にも、「ヒトも動物の仲間である」という立場で、教科書の中で取り上げられる動物を用いた学習に関する行動実験に触れ、ヒトの行動や学習のプロセスについて考えていただければと思います。 形式 レポート形式 参照物 すべて可 アドバイス 教科書を熟読し、分からない用語や理解しにくい実験・理論については、教科書および参考文献などを読みこんで理解に努めてください。学習心理学における基礎的な知識を習得し、教科書で紹介されたそれぞれの実験の方法や結果、考察を丁寧に理解しましょう。実証的なデータが多く出てきますので、グラフや図を理解する力もつけましょう。自分の日常生活の行動を取り上げ、「学習」の立場から見つめ直してみるとなじみやすいと思います。 科目コード 科目名 形態 単位数 担当教員名 課題の形式 15033000 学習心理学 RT 2 森本 文人 レポート形式 第1回 課題1(テーマ1での学びをふまえて): (1)心理学における学習の定義について述べて下さい。(400字以内) (2)以下のキーワードから3つを選択し、それぞれについて自分の言葉でまとめて下さい。 (800字以内) 【キーワード】 生得的行動、向性、条件反射、無条件反射、馴化、鋭敏化、自発的回復、般化、消去、外制止、拮抗条件づけ、部分強化、連合選択性、準備性、味覚嫌悪学習、分化条件づけ、隠蔽、阻止、形態的学習、階層的学習、S-S連合、S-R連合、刺激置換理論、 提出課題 ◆科目修了試験に臨む前に・・・ ◆ 提出課題 54

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