2025年度 学習ガイドブックⅡ
92/212

姿勢で、そのようなルールで、どのような手法で話を聴くのかを知ることが大切です。しかしカウンセリングは本で知識を得れば出来るというものではありません。本科目ではカウンセリング知識とディスカッション、カウンセリング体験や様々なカウンセリング手法を通じて、カウンセリングをする感覚というものをしっかりと学んでいただきたいと思います。 スクーリングを受ける前に是非教科書を一読してきてください。本書はカウンセリングを学ぶ人のために書かれたものであると同時に、自分の生き方についても深く考えることができます。カウンセリングはとても奥が深いので、きっと聞きたいことやいろいろな疑問がどんどん湧いてくると思います。カウンセリングに興味関心を持って参加して、その疑問や思いを是非スクーリングでぶつけてください。 テーマ1 カウンセリング入門 教科書 『河合隼雄のカウンセリング教室』 第1章 カウンセリングと時間 第2章 カウンセリングと人間理解 第3章 カウンセリングと倫理 第4章 カウンセリングと家族 第5章 カウンセリングと友情 解 説 人の話をもっと上手に聞けたらいいのに、とか、カウンセリングをもっと学びたいけどどうしたらよいのだろう、などカウンセリングに興味のある方がたくさんいらっしゃると思います。カウンセリングは話を聴くことであると簡単に言ってしまえばそれはその通りなのですが、実はそれがとてもむずかしいことなのです。実際にカウンセリングを行ってみるとカウンセリングはなぜ非日常性が必要なのか、会話とカウンセリングは何が違うのか、カウンセラーになると人の心が分かるようになるのか、クライエントがカウンセラーを困らせるのはなぜが・・・などいろいろな疑問がどんどん湧いてきます。 この科目ではカウンセリングの基本を押さえながら、カウンセリングに関する疑問をディスカッションや講義を通して、初めてカウンセリングを学ぶ方にも、カウンセリングに触れたことのある方にも一つずつ丁寧に理解できるように進めていきます。 テーマ2 カウンセリング演習 教科書 プリント配付 解 説 この授業ではカウンセリングとは何かを学びます。カウンセリングは何と言っても経験から学ぶのが一番の上達方法です。始めに「相談をきく」ための基本を習得します。次に映画やドラマの中からカウンセリングマインドを感じ取ったり、前半の知識や理解をもとに実際にカウンセリングをするうえで大切なことを考え話し合っていきます。講義だけではなく実習が中心の授業であるため、ロールプレイをしたり、様々なカウンセリスクーリング学習で学ぶ範囲 ◆学習をすすめるために・・・ 83

元のページ  ../index.html#92

このブックを見る