3つのポリシー

3つのポリシー

人間福祉学部 人間福祉学科

社会福祉における諸問題に対応できる理論と技術について教授、研究し、幅広い教養、深い専門的知識を基盤に福祉社会に貢献し得る人材養成及び生涯学習機会を提供することを目的とする。(通信教育部規定第3条に規定する教育研究上の目的)

ディプロマポリシー

人間福祉学科通信教育課程(以下「本学科」という)では、建学の精神のもとに本学の課程を修め、124単位の単位修得と必修等の条件を満たしたうえで、幅広い教養と社会福祉学並びに精神保健福祉学の専門知識・技術を修得し、社会福祉専門職や精神保健福祉専門職にふさわしい実践力や応用力の基礎を持った人材として、下記の資質を身につけた者に学位(学士(人間福祉学))を授与します。

  1. 自律的で意欲的な態度

    倫理観に裏打ちされた社会観・福祉観を持ち、実践に主体的・自律的に取り組み、その実践を評価し、自らの課題を把握できる。

  2. 社会や他者に能動的に貢献する姿勢

    社会福祉並びに精神保健福祉に対する使命感・責任感、福祉専門職や精神保健福祉専門職として必要とされる実践力の基礎を身につけ、社会や他者のために責任ある行動をとることができる。

  3. 対象理解のためのチームワーク構築

    福祉専門職や精神保健福祉専門職として、利用者の多様性や最善の利益を理解し、福祉支援の手立てを考え、地域・施設・他職種との連携・協働を行うことができる。

  4. 問題発見・解決力の発揮

    福祉社会における諸課題を発見・理解し、問題解決に必要な知識や資源を利用し、適切な方法を選択・計画し、行動することができる。

  5. コミュニケーション・スキルによる協調・協働

    福祉専門職や精神保健福祉専門職にふさわしい基本的なコミュニケーション・スキルを獲得し、他者との協調や相手の立場を尊重した人間関係を構築することができる。

  6. 専門的知識・技能の総合的な活用

    社会福祉学や精神保健福祉学の体系的な知識や学修成果を踏まえ、自らが置かれた状況に応じて、それらを総合的に活用することができる。

カリキュラムポリシー

本学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のような教育内容と方法を取り入れた授業を実施し、教育評価を行います。

  1. 教育内容
    1. 4年間を通した学修の土台となる基礎教養系教育においては、必修科目「キリスト教概論」を中心とした「人間理解基礎科目」をはじめとして、「自己実現・自己表現関連科目」、「専門基礎科学科目」の履修を通して、現代社会における広範な問題の理解のための基本的視点・考え方を学びます。
    2. 基礎教養系教育ではさらに、必修科目「課題研究Ⅰ・Ⅱ」を通して、レポートの作成方法などを中心に、本学科における学修に必要となる基本的な学修スキルを修得します。
    3. 社会福祉や精神保健福祉などの現場で求められる知識・技能の修得のための専門教育科目を、1年次から4年次にかけて体系性・順序性を考えて配置します。
    4. 希望する資格・免許に連動したコースを設置し、資格・免許が取得できるよう、社会福祉士国家試験受験資格・精神保健福祉士国家試験受験資格・高等学校教諭免許(福祉)・認定心理士等の取得に必要な科目を、体系性・順序性を考えて履修モデルで示します。
  2. 教育方法
    1. 印刷教材による授業では、教科書と学修の手引きを使用して課題に取り組み、担当教員の添削を受けることにより学修します。面接授業では、スクーリングとして担当教員から直接対面授業を受けることにより学修します。放送授業では、インターネットを利用して授業を視聴することにより学修します。また、必修科目「社会福祉概論」等は、学びを深めるために、印刷教材による授業と面接授業を併用した学修をします。
    2. スクーリングは、学生の利便性を考慮し、複数の日程及び会場を設定します。また、さらに利便性を考慮し、一部の科目は放送授業で開講します。
    3. 学外実習では、実習を行うために必要な知識・技能の修得の確認のために実習の履修要件を設定します。
  3. 教育評価
    1. 印刷教材による授業では、課題毎に項目別評価を設定し、各課題で必要とする項目の達成度で評価し、課題の合格後に科目修了試験により最終的に評価します。また、項目別評価を確認することにより、自己の学修をふりかえる機会とします。
    2. 面接授業では、集中講義によるスクーリングを行い、当該スクーリング終了後の修了試験により評価します。また、放送授業では、学んだ知識の定着を図るために全講義時間中に計5回の小テストを実施した上で、科目修了試験を実施することで評価します。
    3. 印刷教材による授業と面接授業を併用した授業では、印刷教材による授業の課題合格後に集中講義によるスクーリングを行い、当該スクーリング終了後の修了試験により最終的に評価します。

アドミッションポリシー

本学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める人材を養成するために、次に掲げる知識・技能や能力、目的意識・意欲を備えた人を求めます。

  1. 高等学校の教育課程を幅広く修得している。
  2. 社会福祉や精神保健福祉、ないしはそれらの関連領域で専門性の高い仕事に就く意欲がある。
  3. 社会福祉や精神保健福祉、ないしはそれらの関連領域における専門的な知識・技能を学修するための基盤となる日本語運用力(文章読解力)や表現力(課題に応じた内容をまとめる力、文章を読んでまとめる力)を身につけている。
  4. 人間・福祉・社会に関する諸問題について、知識や情報をもとにして、筋道を立てて考え、その結果を説明することができる。
  5. ボランティア活動等の経験があり、他の人たちと協働して活動や学習をすることに進んで参加できる。また、スクーリング時のグループワークなどで、他の人たちと協力しながら、課題をやり遂げる意欲がある。